2017年3月3日
土庄小学校・岡先生の「MetaMoJi ClassRoomで作るデジタルポスター」
【PR】タブレットでアクティブラーニングを実践
~リアルタイム授業支援アプリMetaMoJi ClassRoomでデジタルポスター作り~
香川県・土庄町立土庄小学校(小豆島)岡 亨
本校では2017年1月からリアルタイム授業支援アプリ「MetaMoJi ClassRoom」の活用を始めた。学級は4年3組、児童数28名。15台のタブレットを利用する。まずは最初に「MetaMoJi ClassRoom」の使い方を子ども達に知ってもらうための授業を実施して、実際の授業を展開することにした。
子ども達は、これまでに東京学芸大学「デジ読評価プロジェクト」の実践研究校として、恩恵を受け、数々の実践を行ってきた。デジ読評価プロジェクトは、文部科学省からの特別経費で運営していた研究プロジェクトである。図書館教育の立場からデジタル教材の精選をしてICT活用の授業実践を行う。すでに、4年間の研究は終了したが、現在も継続して実践研究が行われている。
ここでの活動を通して、私の実践も紹介されてきた。
「指導者用デジタル教科書実践事例集」(啓林館)
「やるKey実践事例」(凸版印刷)
「マピオン・アクティブラーニング・マップ実践事例」(マピオン)
「毎小ニュース&漢字ドリル実践事例」(イースト)
新聞や雑誌などでも取り上げていただいている。
「花まる先生」(朝日新聞社)
「新聞で学ぼう」(毎日新聞社)
「学校図書館げんきフォーラム@東京学芸大学」(読売新聞社)
「学習情報研究」誌11月号( 学習ソフトウェア情報研究センター)
そして今回、「MetaMoJi ClassRoom」にチャレンジすることとなった。実際に「MetaMoJi ClassRoom」を使ってみて、「デジ読」が実践研究している図書資料やデジタル教材の充実・活用こそが必要であると感じた。自分のこれまで実践してきたことや経験が生かして、様々な教科・領域で活用したい。例えば、国語や算数、社会や理科では…図工や体育では…そして、総合的な学習の時間や道徳、学活では…。
今回は国語「報告します、みんなの生活」や「目的や形式に合わせて書こう」(東京書籍)を指導者用デジタル教科書で学習し、ポスターを作成してポスターセッションを行った後、総合的な学習の時間の「土庄っ子」につなげて、「MetaMoJi ClassRoom」でポスター作りを行い、発表会を開催して、そのポスターを地域等に発信していくという計画を立てた。
小学4年 国語「報告します、みんなの生活」
まずは紙ベースでポスターを作成して、その後、デジタルマップを作成しようと試みた。
●デジタルポスター作りに「MetaMoJi ClassRoom」を使っての児童の感想
・文字を大きくしたり、動かしたりできてすごい
・いろいろなペンなどで書いたり、はんこを押したりしてとても楽しい
・ペンの色や大きさや画面を大きくしたり書いたりするのが面白い
・画面を拡大して大きさを変えられるので、小さい文字を書くときには使いやすくてすごい
・写真を貼れたりすることがとてもびっくりした
・字を手で書くと上手に書けないが、ペンで書くとすごくきれいに書ける
・色の表現もいろいろあって、グランデーションも魅力がある
・最新の機能がついていても、操作が何でも簡単なのでいいポスターが作れるようにがんばりたい
・間違えた時に3つの消し方があるのには、びっくりした
・実際にポスター作りをしていると、紙に直接書くより、タブレットを使って作った方がとても速くできることを発見した
・一番びっくりしたのはタブレットを3台つないでポスターづくりができること
・丸や四角もきれいに書けるので、ポスター作りには役立つ
また教師側の感想として、子ども達が作成しているポスターの作成状況を机間巡視をすることもなく、オンラインでしかもタイムラグなく、モニタリング機能で即時に全体的に把握できるのは、時間短縮と共に指導に大いに役に立つ。ピンポイントで集中的に個別に相談に乗り、アドバイスをすることができる。「MetaMoJi ClassRoom」は今後展開されるアクティブラーニングの授業において大いに役に立つ、必要不可欠のアプリだと思った。
小学4年 総合的な学習の時間(土庄っ子)
~「小豆島の自然や環境を守るためにできることを実行し、広めよう!」~
国語「目的や形式に合わせて書こう」(東京書籍)を指導者用デジタル教科書で学習した後、総合的な学習の時間(土庄っ子)に、それぞれの班でテーマを決めて、ポスター作りを始めた。図書館へ行き、学校図書館司書や学校図書館ボランティアの方の支援をいただき、自然や環境に関する本を探したり、オンライン百科事典サイト「ポプラディアネット」(ポプラ社)等でインターネット検索をしたりして、探究型学習を行った。
デジタルポスター作成は、一人一人が意欲をもち、作成することができた。学校の近くにいる絶滅危惧種の「ハクセンシオマネキ」や「メダカ」について、国の特別天然記念物になっている宝生院の「シンパク」や「オリーブ」について、小豆島をきれいにするため「ゴミの分別」、「ポイ捨て」や「リサイクル」について、小豆島の海をきれいにするために「アサリ」についてなどなど、様々な内容を相談し、協力しながら作成することができた。発表は、大型テレビで行った。発表も班で協力分担して行うことができた。「MetaMoJi ClassRoom」の操作方法も仲よく、相談しながら子ども達は、大きな自信と満足感を得ることができた。
パソコンやタブレットもソフトやアプリがなければ、ただの箱である。しかしながら、よいソフトやアプリがあれば、大きな力を発揮する。そして、「MetaMoJi ClassRoom」もまた同様の性質を持ったアプリだと考える。教材次第、教師の活用次第である。教師の力量が問われるところである。嬉しいことにデジタル教材は、パソコンにてPDFの形にして、「MetaMoJi ClassRoom」に送り込める。操作は、簡単である。また、逆にタブレットからパソコンにメールで児童が作った作品を送り、印刷もすることができる。教師がしっかりと教材研究をしてよい教材を開発し、子ども達に提供して有効に活用できれば、それは、つまりは子ども達の意欲や問題解決能力やプレゼン能力、発信力などの力量を高めることに大いに寄与するに間違いない。それゆえ、私は、「MetaMoJi ClassRoom」を今後、あらゆる機会において積極的に実践を行い、前向きに発信していきたいと考えている。
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