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2017年3月6日
三省堂とパナソニックが「聞き間違えない国語辞典」を共同開発
三省堂は、聞き違えやすい言葉の言い換えや話し方のコツを掲載した無料のデジタル辞書「聞き間違えない国語辞典」をパナソニックと共同開発。3日から公開した。
日本人の65歳以上の約半数は、老化によって言葉の聞き取りが困難になるといわれ、発音によって聞き間違えやすい言葉は補聴器を使用しても聞き分けが難しく、円滑なコミュニケーションの妨げとなっているという。
パナソニックとパナソニック補聴器との協力で立ち上げられた、難聴の人が聞き取りやすい言葉の使用を啓発する「Talking Aid Project」の一環として、パナソニックと三省堂が無料のデジタル辞書「聞き間違えない国語辞典」を共同開発した。
同辞書には、三省堂の辞書「スーパー大辞林3.0」の総項目のうち約25万語から、聞き間違えの頻度の高さを判定するAIプログラム「Talking Aid AI」によって抽出された約150万組を収録。
「いちじ(一時)・しちじ(七時)」のような聞き間違えやすい言葉を「じゅうさんじ・にじゅうごじ・ななじ」のように言い換えることや、「かとうさん(加藤さん)・さとうさん(佐藤さん)」のような言い換えのきかない固有名詞の場合は、より伝わりやすくするための話し方のコツを提案している。
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