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2017年4月26日
TIS、AI・ロボット活用のビジネスを行う「AIサービス事業部」を新設
TISは24日、AI・ロボットを活用したビジネスを行う「AIサービス事業部」を新設したことを発表した。
「AIサービス事業部」は、AI・ロボットを活用したソリューションの企画・開発・提供・サービスマネジメントおよび研究開発を行う組織。同社がこれまでシステムインテグレーションを通じて培ってきた、ITの業務適応におけるノウハウを活用し、企業の業務システムへのAI・ロボット関連の技術やサービスの組み込みを支援する。
同社は、「AIサービス事業部」と、金融・製造・流通/サービス・公共といった分野での業界業務知識やノウハウを持つ各事業部門が連携しながら、AI・ロボット関連のソリューションを提供していき、2020年に関連売上で200億円規模のビジネスに拡大することを目指す。
同社では、これまでAI・ロボット関連ビジネス推進のため、技術部門を中心として、「機械学習」「自然言語処理」といった技術の検証・開発や関連技術を使ったソリューションの開発、PoC (概念実証) の実施、大学との共同研究などの活動を行ってきた。
また、昨年度からは、「IBM Watsonエコシステムプログラム」の「テクノロジーパートナー」および「ビジネスパートナー」として、ビジネス活用の提案およびPoCを実施してきた。
さらに、高齢者向けのAI活用サービスを提供するエルブズ、個性を学習するパートナーロボットを開発するユニロボット、自律移動型ロボット開発ベンチャーのSEQSENSEなどのスタートアップ・ベンチャー企業への出資を通じた協業など、AI・ロボット関連のビジネス拡大に向けた施策を推進してきた。
今回、これらの取り組みを「AIサービス事業部」に統合することで、今後ますます大きくなるAI・ロボット関連技術の活用のニーズに対応できる体制を整え、企業の業務システムへの技術やサービスの組み込みを支援していくとしている。
「AIサービス事業部」では、今後、大きく2つのターゲット領域でソリューションの開発・提供を行っていく。1つは、エンタープライズシステムのユーザエクスペリエンスに革命的な改善をもたらす「対話ボット」「対話エージェント」などの領域。もう1つは、人間が行っている作業を自動化または自律化する主体となる「サービスロボット」として、人間と対話を通じてインタラクションを行う「コミュニケーションロボット」や、利用環境の制約を受けずに目的地まで自走して作業を行う「自律移動型ロボット」などの領域。これら2つの領域で、先進顧客とのPoC (概念実証) を実施しつつ、ソリューション開発を行っていく。
「AIサービス事業部」では、スタート時において、「IBM Watson」の導入支援と5つのソリューションを提供していく。5つのソリューションとは、業務対話ボット作成ソリューション「DialogPlay」、業務最適化ソリューション、エルブズ「御用聞きAI」ソリューション、SEQSENSE自律移動型ロボットサービスソリューション、「Unibo」コミュニケーションロボット・サービスソリューションである。
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