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2017年6月9日
電子書籍「WAO文庫」に児童文学の父・小川未明の童話短編集
ワオ・コーポレーションは8日、子どもたちの教養のために発刊している、電子書籍シリーズ「WAO文庫」(全10巻)の第7巻で「ファンタジーⅠ~小川未明の不思議物語~」を発売すると発表した。
「日本児童文学の父」、「日本のアンデルセン」といわれる小川未明の短編童話を集めたものだが、電子書籍なのでスマートフォンやタブレットで、いつでもどこでも手軽に楽しめる。価格は216円(税込)。
「ファンタジーⅠ~小川未明の不思議物語~」は、独特の味わいをもつ小川未明の童話から、現代の子どもたちにも分かりやすい作品を厳選。ダークファンタジー風の「消えた美しい不思議なにじ」、風刺の効いた「時計のない村」、夢と現実が入り混じる「大きなかに」など、多彩な19作品を収録している。小学校高学年から中高生にお勧めという。
掲載作品は、全て現代かなづかいに改め、小学5年生以上で履修する漢字には、ルビをふって読みやすくしてある。また、難しい言葉や昔の制度・文化については、画面に触れるだけで、その意味や時代背景などが表示される。
「WAO文庫」は、日本や日本の心に触れることができる物語を通して、子どもたちの教養を育成することを目的に発刊。大正時代~昭和前期の児童文学作品から、現代の子どもが楽しめる90編を厳選し、わかりやすく 10巻に編集し直した。
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