2017年8月1日
金沢工大、IBM Watsonを活用した修学アドバイスサービスを試験運用
金沢工業大学は、昨年9月に全学的に導入を行ったコグ二ティブ・コンピューティング・システムIBM Watsonを活用した、学生一人ひとりにあった修学アドバイスを行うサービスを8月1日から4日にかけて試験的に開始する。
金沢工業大学(KIT)では、修学アドバイザーや教育支援機構の教職員が学生一人ひとりと向き合い、学生への充実した修学支援を行っている。
社会環境が複雑化する中において、学生の修学に対する価値観やニーズが多様化し、それに応えるべく150を超える様々な課外学習の機会を提供してきたが、その内容が多方面に渡るため、個々の学生にベストなアドバイスをタイムリーに行う手法の開発が求められてきた。
そこで昨年9月からIBMとKITとの連携によりWatsonプロジェクトを発足させ、これらの課題解決と修学支援のさらなる高度化を目指し、今回、IBM Watsonによる、学生一人ひとりにあった修学アドバイスを行うシステムの第1弾「KITコグ」が完成した。
人工知能を搭載した修学アドバイザー「KITコグ」は、100万件を超える卒業生の学習履歴のビッグデータを学習し活用している。具体的には、成績情報や図書の貸し出し冊数、学習センターの利用状況や進路先、さらには、学生個々人の性格診断の結果など、約40項目に及ぶ学生に関するデータを学習し、その学習結果に基づいて、在学生一人ひとりに類似する卒業生をランキング形式で抽出を行う。
在学生が、最も類似する卒業生を選択することで、その卒業生が残した学習履歴データから、修学に対する具体的な取り組み事例や、修学に対する改善方法といった情報を、在学生に対する修学アドバイス情報として提供する。
その他、日々の生活や修学に関する情報を、チャットボット機能を用いた対話型アプリを通じて収集するといったコミュニケーション機能も有しているという。
<人工知能を搭載した修学アドバイザー「KITコグ」お披露目イベント>
開催期間:8月1日(火)~8月4日(金)いずれも13時~17時頃の時間帯で実施
開催場所:金沢工業大学 8号館 1階ロビー
※学内PRイベント期間中は、人工知能を利用したシェフWatson考案の学食メニューを期間限定で提供する。
関連URL
最新ニュース
- 漢検協会とベネッセ、初コラボ 進研ゼミ会員の小・中学生が選ぶ「今年の漢字」(2024年12月13日)
- AI型ドリル搭載教材「ラインズeライブラリアドバンス」が「高知家まなびばこ」とデータ連携開始(2024年12月13日)
- コドモン、広島県三原市の保育所等13施設にICTサービス「CoDMON」導入(2024年12月13日)
- 陸前高田市、返済不要の給付型奨学金事業の資金調達で1600万円の目標金額達成(2024年12月13日)
- ライフイズテック、中高生向け「ライフイズテック スプリングキャンプ2025」春休み開催(2024年12月13日)
- サイバー大学、「Times Higher Education Online Learning Rankings 2024」でブロンズ評価を獲得(2024年12月13日)
- プログラミングスクール受講生で最も多い年代は20代、平均年齢は33.8歳=「 CloudInt」調べ=(2024年12月13日)
- 不登校・行き渋りの子どもがいる親1000名へのアンケート調査 =サイボウズ ソーシャルデザインラボ調べ=(2024年12月13日)
- 大阪大学、デジタル学生証・教職員証の提供を2025年1月にスタート(2024年12月13日)
- 「デジタルハリウッドSTUDIO」STUDIO渋谷、AIクリエイティブデザイン講座を開講(2024年12月13日)