2017年10月6日
女子中高生が歓声! マインクラフトで初めてのプログラミング体験
シェアウィズは9月29日、学校の教師やプログラミング教育関係者を対象に、大妻中学校・高等学校で「マイクラナイトfor Teachers」を開催した。
このイベントは、シェアウィズが教育ITライターの神谷加代氏、神戸のキッズプログラミングスクール8X9(ハック)を主宰する寺園聖文氏、首都圏でプログラミング教室を展開するTENTOの代表 竹林暁氏と共同で開催したもの。佐野日本大学中等教育学校・高等学校 ICT教育推進室の安藤 昇室長も、メンターとして指導にあたった。
「for Teachers」と銘打ったセミナーではあったが、会場の教室は、女子中高生で埋め尽くされ、生徒向けのプログラミング体験会が展開される事になった。参加した大妻中学高等学校の生徒たちは、前日の告知に反応して参加した20数名の女子中高生。理科クラブのメンバーが中心だったが、ほとんどがプログラミング体験はゼロという生徒たち。
はじめに、日本マイクロソフト パブリックセクター統括本部 文教本部ティーチャーエンゲージメントマネージャーの原田英典氏による、「Minecraft: Education Edition(教育版マインクラフト)」が紹介され、初めてのマインクラフトプログラミングに挑戦した。
参加者の数が予定より増えたため、2人で1台、3人で1台というグループもあったが、複数で取り組むほど、「凄~い」「やったぁ」「楽しぃ~」などの大きなリアクションが現れていた。また、分からない事があるとすぐに「挙手」して質問するなど、普段からの積極的な学習姿勢が伺われた。
続いて取り組んだのは、寺園氏が開発したマインクラフトのプログラミングを楽しみながら学ぶことができるオリジナルモッド(Mods)「8x9Craft」でのプログラミング。JavaScriptによるテキストベースでの入力となるため、タイピングの能力も求められることになる。
チャレンジしたのは「はっくんでビルディング」。砂や石、レンガのブロックをプログラミングで積み上げて、課題のオブジェ(造形物)を制作
するもので、グループによる対戦競技といて行われた。
単純で作りやすいオブジェを沢山作るのか。難易度が高く時間も掛かるが高得点のオブジェを作るのか。個人のチャレンジをチームでまとめて得点を競うもの。
生徒全員がマインクラフトの「8x9Craft」がはじめてという状態だったが、難しい課題に積極的に挑戦。沢山の失敗といくつかの成功を体験した。寺園氏から「プロ級の出来映えですね」と賞賛された作品は、数少ないTeachers参加者で、面目を保った形となった。
今回会場を提供した大妻中学高等学校の成島由美校長は、「来年4月から中学1年から高校1年までの4学年で1人1台タブレットを導入します。直前の告知でこれだけの人数が集まるとは、やはり生徒の関心も高いんですね。タブレット導入による学びの目玉は、“英語4技能”と“プログラミング”いうことになりそうです」と語ってくれた。
「遊びから学びに」がキーワードに使われることの多いマインクラフトを利用したプログラミング学習、これからも益々注目されることになりそうである。
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キッズプログラミングスクール8X9
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