2017年11月20日
子どもにIT機器使わせるのに「賛成12%」でも「使わせてる62%」
自由学園はこのほど、6歳以下の子どもを持つ全国の母親・父親を対象に行なった、「子供の日常生活や母親・父親の育児家事の対応状況」を確認するアンケート調査の結果をまとめ発表した。
このアンケート調査は、「U6プロジェクト」活動の一環として、2015年2月~3月にインターネットリサーチで実施。1427人から回答が寄せられた。
「U6プロジェクト」は、6歳以下の子どもを持つ家庭と、その子どもの生活をみつめ、望ましい幼児教育と生活の考え方を策定する目的で、婦人之友社・全国友の会・自由学園の3団体の協力の下、2014年に発足したプロジェクト。
調査結果によると、ワーキングマザー(有職の母親)は育児・家事を専業主婦と同様にこなしてはいるものの、「子どもとじゅうぶん関われている」と自覚しているのは3割に満たなかった。父親で「じゅうぶん関われている」と回答したのはわずか8%。
母親・父親や職の有無を問わず、全体的に子どもとの関わりを時間量でとらえており、特にワーキングマザーは「子どもと関わる時間が少ない」という自責の念や、子どもとの関わりや自分の育児に自信がない様子がうかがえた。
職の有無に関わらず、母親の方が「育児を全て自分が担当している」と考える傾向があり、父母それぞれが認識する育児の負担感にかい離がみられた。こうした育児・家事の負担感から、母親は相手(父親)にもっと育児・家事に関わってほしいと思っている実態も明らかになった。
また、6歳以下の子どもに「スマホ・パソコンなどのIT機器を見せたり使わせたりしている」親が62%いた。なかでも、0~2歳の子どもにも「見せたり使わせたりしている」との回答が過半数あった。しかし子どもがIT機器を使うことを「賛成」と考える親は12%と少なく、親の思いに反してIT機器を見せたり使わせたりしている実態が浮き彫りになった。
関連URL
最新ニュース
- 母子モ、母子手帳アプリ「母子モ」が沖縄県渡嘉敷村で提供開始(2025年4月16日)
- LINEみらい財団、GIGAスクール端末を用いた情報モラル教育の効果測定調査(2025年4月16日)
- 校内でスポーツや運動遊びをしている日本人90.0%、移民70.4% =笹川スポーツ財団調べ=(2025年4月16日)
- 高崎商科大学・短期大学部、「誰でも見られる講義ビデオ」の第2弾を一般公開(2025年4月16日)
- 聖学院高等学校と開志専門職大学が高大連携協定を締結 起業塾プログラムスタート(2025年4月16日)
- 聖心女子大学、学生サービスDXの一環としてAIチャットボットを導入(2025年4月16日)
- インターパーク、市立札幌旭丘高校で「ChatGPT活用講座」を22日に実施(2025年4月16日)
- ミラッソ、教員向けAI活用研修「Teaching Partner Program」を東京・岩倉高校で実施(2025年4月16日)
- TKC、子どもたちのICT教育を支援するために小学生向けプログラミング学習動画を制作・公開(2025年4月16日)
- GMOメディア、保護者の口コミ評価をもとに選出した信頼の教室を発表(2025年4月16日)