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2018年3月12日

上越教育大学教職大学院、ICTが苦手な人のための初歩の初歩講座

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上越教育大学教職大学院 准教授  阿部隆幸

上越教育大学教職大学院 准教授   阿部隆幸

上越教育大学教職大学院 准教授   阿部隆幸

上越教育大学の教職大学院では、社会貢献活動の一つとして他機関との連携を推し進めている。その一つに、ここ数年「長野県総合教育センター」と「新潟県立教育センター」2つの教育センターとの連携事業がある。教職大学院の各教員が様々な分野、領域、教科で長野県や新潟県内の先生方へ現場に必要とされている情報を伝え、体験してもらうようになっている。それぞれ「長野講座」「新潟講座」とわたしたちは呼んでいる。

2017年度は「ICTが苦手な人のための初歩の初歩講座」という時間を担当した。今までICTを活用した授業を経験したことはないのだが、そろそろ使ってみようかなと思い始めている先生方を対象に、タブレット(iPad)を授業の中で使うイメージを持ってもらう講座を設定した。

MetaMoJi ClassRoom使用の位置づけ

DSC00026本講座の対象は、初めて教室でタブレットを使って授業をやってみようかと考えている先生たちである。「簡単そう」「自分の授業でも取り入れてみたい」と思ってもらう必要がある。

「MetaMoJi ClassRoom」は大きく2つの点で適合する。

nagano3第一に、「操作」が簡単で、かつ、一般的なタブレットの使い方に合わせてあり直感的である。二本指の操作で自由にキャンパスを大きくも小さくもできる。挿入した画像の拡大縮小も同様だ。スマートフォンを使ったことがある人なら使い方をさらりと説明しただけで使うことができる。

第二に、先生の指導のスタイルに合わせて使うことができる。先生方には得意な指導法やこだわっている指導法がある。その指導法に、道具であるタブレットが寄り添うような形で使えることが一番であろう。「MetaMoJi ClassRoom」は「一斉学習」「個別学習」「協働学習」のモードがあり、しかも、簡単にこのモードを変えられる。

MetaMoJi ClassRooom使用の実際

本講座では、短い時間の中で、参加している先生方に「一斉学習」「個別学習」「協働学習」を体験していただき便利さを味わってもらおうと考えた。

nagano2最初は、「一斉学習」である。1ページを本日の講座の進め方や「MetaMoJi ClassRoom」の特徴の紹介に当てて、プロジェクタで全体に示すと共に、各自のiPad画面に表示して説明をした。プロジェクタという大きな画面に映し出されるだけでなく、手元のiPadに同じものが瞬時に映し出される様を見て、参加したみなさんは口々に感激していた。

ここで、画面が単純に表示されるだけでなく、レーザーポインタ機能や書き込み機能、ズームインズームアウト機能を使って説明をしたところ、一般のプレゼンテーションソフトと比較しても「動的」で使い勝手が良さそうとの声が上がった。

abe3次に、「個別学習」である。これは、一人一人に用意した画面をiPadに表示し、各自が自由に書き込むことができる機能である。この書き込んだ内容は他者の画面には反映されない。自分の世界に入り込んで考え、画面に書き込みができる。教師は、それらの様子を教師用のタブレットで確認ができる。教師用を通して各自のタブレットにアドバイスできるのはもちろん、教師用をプロジェクタに接続することで他者の画面を一覧表示したり、見比べたりすることができる。

各自の画面に指定した人物の画面を表示もできるので自分の考えた方法を他者に伝えるときにとても便利だ。今回は小学校4年生の算数の図形問題を「MetaMoJi ClassRoom」に1問用意しておいた。それを上の機能を使って、自分で考えた後、他者の考えと比較したり、代表が全体の前で発表するという児童体験をしていただいた。

協働学習で取り組んだ日本地図作り

協働学習で取り組んだ日本地図作り

最後に、「協働学習」である。1つの画面に、複数のiPadから書き込みができる機能である。事前に、班を構成することで班ごとに書き込むように設定ができる。今回は、全員に1つの画面に書き込んでもらう体験をしていただいた。「MetaMoJi ClassRoom」には最初からいくつかのイラストが用意されている。そこから、都道府県の区切りが入った日本地図を選び画面一杯に拡大して貼り付けておいた。

参加者に「自分が書き込める都道府県をどんどん書き込んでいって都道府県名入りの日本地図を完成させてください」と指示を出した。自分が書き込んでいくのと同時に、他の箇所に都道府県名が書き込まれていく様を見て、楽しみながら書いていた。あっという間に都道府県名入りの日本地図が完成した。

今回は、「こういうことができる」ということを授業の一場面を切り取る形で体験していただいた。いろいろと使えそうという感覚を持っていただいたようだった。例えば、こんな感想をいただいた。
「できること」の例をたくさん教えていただきました。
自分が子どもになったように楽しみながら学べました。
実際に使ってみて、楽しい!と思いました。主体的に学ぶ仕掛けを考えていきたいです。

タブレット一つで、授業の中でやりたいこと、やってみたいことのほとんどができる。「MetaMoJi ClassRoom」を紹介し続け、活用し続けることで、ICT活用授業を日常化し、ICT活用授業のハードルを低くしていきたいと考えている。

関連URL

上越教育大学教職大学院

リアルタイム授業支援アプリ「MetaMoJi ClassRoom」

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