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2018年4月23日
富士通、理化学研のAI計算機システムを国内最大規模に増強
富士通は20日、理化学研究所のAI(人工知能)研究拠点「革新知能統合研究センター」に2017年に納入したAI研究用計算機システム「RAIDEN(Riken AIp Deep learning Environment)」の設備を国内最大規模に増強したと発表した。
増強した「RAIDEN」は、総理論演算性能(半精度浮動小数点演算時)が当初の4ペタフロップス(PFLOPS)から、国内最大規模となる54PFLOPSへと大幅に向上。革新知能統合研究センターでは、4月から同システムの稼働を開始している。
AI研究、特にディープラーニングの最前線では、より複雑な特徴を捉えて精度などを向上するため、「ニューラルネットワーク」と呼ばれる機械学習手法が大規模で行われており、計算量が急激に増大している。
同センターは、「RAIDEN」を活用したAI研究のさらなる促進と研究開発の効率化、今後の活用ニーズの拡大を見据え、今回の増強を実施したという。
具体的には、ディープラーニングに特化したGPUサーバとして、NVIDIA Tesla P100アクセラレーター搭載のNVIDIA社「DGX-1」を、最新のNVIDIA Tesla V100アクセラレーターに改修。
また、「DGX-1」を24台から54台に増設することで、54 PFLOPSの演算性能を達成。
さらに、汎用性の高い処理が可能な計算クラスタサーバとして、PCサーバ「FUJITSU Server PRIMERGY RX2530 M2」32台に加えて、「FUJITSU Server PRIMERGY CX2550 M4」64台を新たに導入した。
大容量データを扱う計算サーバとして「FUJITSU Server PRIMERGY RX4770 M4」1台も追加した。
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