2018年8月31日
男性の半数以上が「電⼦書籍の利⽤経験あり」、MMD研調べ
MMD研究所は30日、「2018年8⽉ 電⼦書籍の利⽤に関する調査」の結果をまとめ発表した。
調査は、8⽉17⽇~21⽇、全国の15〜69歳の男⼥2093⼈を対象に、電⼦書籍の利⽤経験や、利⽤したことのある電⼦書籍ストア・アプリ、読み放題サービスについてインターネットで聴取した。
それによると、電⼦書籍を「現在利⽤している」と回答したのは23.7%、「過去利⽤したことがあるが、現在は利⽤していない」は21.0%、「⼀度も利⽤したことはない」は55.3%だった。現在利⽤者と過去利⽤者を⾜し上げて利⽤経験率を集計すると、44.7%に及ぶ。
また、男⼥別に利⽤経験をみると、男性は51.0%、⼥性は38.5%となり、男性の半数以上は電⼦書籍の利⽤経験があることが分かった。
利⽤したことがある電⼦書籍の種類については、最も多かったのが「無料の電⼦書籍(事業者が配信しているもの)」で69.0%。次いで、「有料の電⼦書籍(⼀作ずつ購⼊するもの)」44.6%、「無料の電⼦書籍(個⼈がアップロードしたもの)」23.9%、「有料の電⼦書籍(定額制で読み放題のもの)」12.0%と続いた。
男⼥別にみた場合も順位は同様だったが、無料電⼦書籍の利⽤率はいずれも⼥性の⽅が⾼く、有料電⼦書籍の利⽤率はいずれも男性の⽅が⾼い結果となった。
電⼦書籍を利⽤した理由で、最も回答が多かったのは「場所を取らないから」44.1%。次いで、「安く買えたり、無料で読めたりするから」41.5%、「持ち運びが楽だから」38.0%。
男⼥別にみると、男性が電⼦書籍を利⽤した理由の上位3つが「場所を取らないから」48.0%、「持ち運びが楽だから」41.7%、「安く買えたり、無料で読めたりするから」39.5%であるのに対し、⼥性は「安く買えたり、無料で読めたりするから」44.1%、「場所を取らないから」39.0%、「いつでも読むことができるから」37.3%が上位3つ。価格⾯に対する反応が男⼥で異なる結果となった。
有料の電⼦書籍を⼀作ずつ購⼊して読んだ経験がある⼈に、利⽤したことがある電⼦書籍ストア・アプリを聞いたところ、1位は「Kindle」45.3%、2位「楽天Kobo」28.1%、3位「Reader Store」16.8%だった。
上位10サービスについて男⼥別にみると、男⼥で利⽤率に差があることが判明。男性の利⽤率が⾼い上位3サービスは、「Kindle」49.4%、「楽天 Kobo」27.8%、「Reader Store」21.2%。これに対し、⼥性の利⽤率が⾼い上位3サービスは、「Kindle」38.6%、「楽天Kobo」28.5%、「R enta!」19.6%だった。
有料の電⼦書籍を定額制の読み放題サービスで読んだ経験がある⼈に、利⽤したことがある電⼦書籍ストア・アプリを聞いたところ 、1位は「dマガジン」38.4%、2位「Kindle Unlimited」37.5%、3位「コミックシーモア」19.6%。
上位10サービスを男⼥別でみると、やはり男⼥で利⽤率が異なる結果となった。男性の利⽤率が⾼い上位3サービスは、「dマガジン」と「Kindle Unlimited」が同率で40.0%、次いで「ブック放題」18.5%であるのに対し、⼥性の利⽤率が⾼い上位3サービスは、「dマガジン」36.2%、「Kindle Unlimited」34.0%、「コミックシーモア」31.9%だった。
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