2018年10月10日
LITALICO発達ナビ、「子どもとゲームの付き合い方」に関する調査実施
LITALICOは、同社が運営する、発達が気になる子どもの子育てのための情報を提供するポータルサイト「LITALICO発達ナビ」において、発達障がいの特性があり「ゲームとの関わりに困りごとや悩みがある」子どもがいると回答した保護者618名を対象に、「子どもとゲームの付き合い方」に関する調査を実施、9日その結果を発表した。
それによると、8割を超える子どもがほぼ毎日ゲームを使用しており、利用時間で見ると、半数以上の53%が1日3時間以上ゲームをしていることが分かった。また、1日「9時間以上」という回答も1割近く見られた。
ゲームへの没頭の度合いに関しては、「コントロールできている」の回答は1割に満たず、36%の保護者が「日常生活に支障が出る」と感じていた。過剰に使用するようになったきっかけ・心当たりを自由回答形式で訊ねたところ、「学校でのストレスや不登校」「友人関係がうまくいかない」「オンラインでの交流の方を好む傾向があるため」という回答が多く見られた。
ゲームに時間を割くことで起きている問題として、回答者の6割以上が「勉強が手につかない」と回答。そのほか「朝起きられない」「お風呂に入らない」「食事をとらない」「昼夜逆転」といった基本的な生活習慣ができなくなっている問題が多く挙げられた。
子どもとゲームの付き合い方に対して、何らかの対策や工夫をしていると回答した保護者は76%に上った。具体的には、「ゲームをする時間を決めている」と時間管理を行っている保護者が全体の6割以上に上ったほか、「宿題などを終えてからゲームをする」「ゲーム以外の趣味を増やす工夫」などが上位に来た。
同社の記事では、このほかにも子どものゲームとの関わり方についての相談経験の有無や相談先に関する調査結果、さらに、専門家による具体的な対策も掲載している。
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