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2018年12月4日
トーンモバイル、スマホ安全利用啓発活動「スマホあんしんラボ」を開始
トーンモバイルが展開するスマートフォンサービス「トーンモバイル」は11月30日、情報モラル教育の推進を目的として、地方自治体や学校、トーンモバイルの販売店などにおいてスマートフォンの安全利用の講習会を実施し、その講習ノウハウ自体も提供する啓発活動「スマホあんしんラボ」を開始すると発表した。
トーンモバイルは、独自のテクノロジーを活用したスマートフォンサービスを通して、社会問題の解決に取り組んできた。増加している子どものスマートフォン依存やインターネットによるトラブルなどの社会問題に対しては、家族向け見守りサービス「TONE ファミリー」を提供している。
「TONE ファミリー」では、Web フィルタリング機能やアプリの利用時間制限などの「ネット上の見守り」だけでなく、子どもの位置情報や移動状況、歩きスマホの警告など「持たせて安心」の機能を実現しているという。また、深刻化する「特殊詐欺」問題を解決するため、フィッシングサイトなどによる高額請求を防止するサービスを提供するなど、シニア世代のス マートフォンに関するトラブルにも対応してきた。
今回、サービスの開発に加えて、ユーザーやスマートフォンを利用する人に、スマートフォンの安全な利用についてより身近な形で知ってもらえるよう、情報モラル教育の推進を目的とした啓発活動「スマホあんしんラボ」を開始する。子どものスマホ利用率は小学生で 29.9%、中学生では 58.1%と年々増加しているのを背景に、SNS やネット利用による子どもの被害があとを絶たない。警察庁の調査によると、SNS に起因する被害児童のうち、アクセス手段の 91.0%は携帯電話(うち 99.2%がスマートフォン)によるもので、子どものスマートフォン利用対策は欠かせないものとなっている。
しかし、政府がスマートフォン利用に対応した「改正インターネット環境整備法」を施行するなど対策に乗り出しているにもかかわらず、18 歳未満の子どものフィルタリング設定率は依然 4 割程度にとどまっているのが現状。フィルタリングに関しては、子どもが設定を拒否したり、保護者が安易に解除したりすることも少なくなく、情報モラル教育は保護者にとっても利用する子どもにとってもますます重要な課題となることが見込まれるが、情報不足や人手不足、端末が十分に揃わないために実践的なレクチャーが難しいなど、学校や地方自治体などの地域だけでは自走できず、問題となっている。
「スマホあんしんラボ」は、トーンモバイル自ら、全国各地の自治体や学校、トーンモバイルの販売店等に出向き、スマートフォンを取り巻く危険やスマートフォンを安全に利用するための知識などを、保護者や生徒、教育関係者などに直接伝えることで、情報モラル教育の推進に貢献しようというもの。
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