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2018年12月25日

埼玉工業大、「SEMICON Japan 2018」で自動運転の実車両を展示

埼玉工業大学と同大学発ベンチャーのフィールドオートは、今月12~14日に東京ビッグサイトで開催された「SEMICON Japan 2018」に、自動運転の実証実験をテーマに出展した。

展示した実験車

展示した実験車

同大学は自動運転技術に関する研究開発に積極的に取り組むなか、2017年10月からSIP-adus大規模実証実験に大手自動車メーカーとともに参加し、お台場周辺地域における公道での実証実験を開始した。また同年12月には、地元、埼玉県深谷市において、公道におけるレベル3の自動運転の実証実験を実施している。

さらに、今年6月には、ティアフォーの出資により自動運転の大学発ベンチャー「フィールドオート」を設立し、民間企業と地方自治体による各種自動運転の実証実験に、ティアフォーと連携して参加。

今回の展示会では、自動運転実験車「SAIKOカー」の実車を公開した。トヨタ、Bosh、テスラなど世界的な自動車メーカーと並ぶ位置でのブースの出展となり、多数の来場者が訪れて自動運転車の実車を見学していたという。

当日は、センサのマウンターの作成や配線、センサの駆動ソフトのコーディング、センサを実装した車両を利用した公道実験の成果を紹介した。また会場では、同研究チームの学生も参加して、来場者への説明を担当した。

埼玉工業大学では、これらの自動運転への研究の取り組みを活かし、AI時代の人材育成に向けて、工学部情報システム学科にAI専攻の来春新設を予定している。

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