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2019年7月5日
長野市の「ホテル国際21」、学術無線LANローミング基盤サービスを導入
長野市の「ホテル国際21」は4日、学会などの開催時に、学術無線LANローミング基盤サービス「eduroam(エデュローム)」を提供できるプランを用意したと発表した。長野県のホテル・会議施設では初のサービスだという。
同プランは、Wi-Fiシステムの開発や通信機器販売を行う「ライフシード」が導入を構築。国立情報学研究所(NII)の「eduroam JP(エデュローム ジェイピー)」認証ネットワークに参加し、「eduroam」に接続できるゲスト用Wi-Fiを提供するというもの。
「eduroam」は、欧州のGÉANTで開発された学術無線LANローミング基盤。大学などの高等教育機関や研究機関で、キャンパス・研究所の無線LAN環境の相互提供・利用を実現する。日本国内では、国立情報学研究所が主体となり展開されている。
無線LAN環境は、IEEE802.1Xに基づいて提供。加盟している機関の構成員は、自身が所属する機関のアカウントで、他加盟機関で無線LANを使用することができる。
現在、大学・研究機関などで国内250機関、世界約101カ国(地域)が「eduroam」に参加するキャンパス無線LANのデファクト・スタンダード。
キャンパス外での「eduroam」接続は、世界では空港や主要駅、市街地、博物館などの例がある。国内では関東地域のカフェ、会議場、大型店舗など約130アクセスポイントが設置済み。
「ホテル国際21」は、1969年(昭和44年)に、総合結婚式場として開業した地域密着型ホテル。1998年に開催された冬季⻑野オリンピック・パラリンピックでは、IOC・IPCの本部ホテルに指定された。
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