2019年10月24日
学生がなりたいポジションはPM・PO =レバテック調べ=
レバテックは23日、同社のITエンジニア専門新卒向け就職支援エージェント「レバテックルーキー」が、2020年入社予定の新卒エンジニア100人を対象に実施した「新卒入社後のキャリアに関する意識調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、学生に人気の高いポジションの1位はマネジメント志向であるPM・POで、次いで、技術志向のフルスタックエンジニア、スペシャリストエンジニアが続いた。
起業や事業責任者といった志向よりも、エンジニアとしてプロジェクトの運用にしっかりと関わりたいという傾向が伺える。
また、将来的に希望する勤務形態については、「現時点で考えていない」と答えた学生が半数以上を占めるものの、リモートワークを希望する学生は27.7%、ダブルワークを希望する学生は12.8%という結果になった。
勤務形態に対する要望は、実際に入社してから希望が出てくる傾向にあるが、リモートワークやダブルワークなどに対しての興味は入社前から比較的高く、近年話題となっている働き方改革についての意識が浸透しているようだ。
入社後のキャリアチェンジの時期を問う質問では、「1〜3年以内にキャリアチェンジを考えている」学生は17.0%にとどまり、「5年以上の勤続を考えている」学生が34.0%、「時期までは考えていない」学生が32.1%だった。
エンジニアとしてキャリアを確立できると考えている年数が3〜5年程度で、その年数は新卒入社の企業で経験を積み、次のステップを検討する学生が多いことが伺える。
従来の開発チームで多く存在していた「新人から数年間は下積み期間」といった考え方は、学生にとっては少々受け入れ難いものになっているようだ。
また、キャリアチェンジを考えている理由の1位は「スキルアップのため」(47.2%)となっており、インプットを継続しなければならないエンジニア職に対する危機意識の浸透が感じられる。
第2位は「年収アップのため」(22.6%)で、年収を上げるためには転職をしなければならないのではないかと捉えている層が一定数存在することも伺える。
キャリアチェンジのこれらの理由は、受け入れる企業側も定着率向上の観点から意識しなければならないポイントだ。
この調査は、「レバテックルーキー」登録者を含む、2020年エンジニア職で新卒入社予定の学生100人を対象に、8月2日〜21日にかけてWebアンケート方式で実施した。
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