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2019年11月14日
ベネッセ、英語4技能の学習に2020年度「GTEC」の実施方針を発表
ベネッセコーポレーションは13日、「大学入試英語成績提供システム」の導入が延期されたことを受け、高校生がこれまで積み上げてきた英語4技能の学習がムダにならないよう、広く大学入試に活用するための2020年度「GTEC」の実施方針を決定し、発表した。
それによると、同システムが延期され、やむを得ず「GTEC」大学入学共通テスト版の実施は行わないことになった。だが、「GTEC」検定版は、出題構成や実施形式および提供スコアなどのテスト内容については、同システムの参加要件を満たしていたため、2020年度に向けては、入試対応としての機能を向上させた「GTEC」検定版の受検機会を拡充することにしたという。
これにより、同システム導入の大きな課題だった、会場設置に関する地域格差、それに伴う受検生の交通費や宿泊などの経済的負担に配慮した英語民間検定試験の運営を実現していくとしている。
「GTEC」検定版は、試験の厳格性をより高めるため、スピーキングテストの不正の防止に向けた遮音用のイヤーマフ(34dBの騒音低減)、準備・解答時間中のサウンドマスキング(ホワイトノイズで周囲の声を遮る技術)、およびカナル型マイク付イヤホン(耳栓に近い防音効果)、の3点を複合的に実装することで入試対応を行う。
「GTEC」が独自に開発しているスピーキングテスト専用のタブレット端末の改良を行い、受検生の誤操作防止やタブレット端末の起動管理強化で「GTEC」検定版の厳格性を高める。
今年度、高校2年生の54.3万人(2552校)が「GTEC」を受検するが、英語4技能の学習に積極的に取り組んできた高校生の希望に応えるために、2020年度は、高校3年生専用の検定日として第2回(7月18日)、第4回(10月3日)を新設し、計5回とする。
これにより、受験生の志望校の入試区分(総合型選抜、学校推薦型選抜、一般選抜)に合わせた受検機会を提供できるようにする。
大学が「GTEC」検定版の入試活用を行う際に、入試としての厳格性を高めるなどの観点から、受検者のオフィシャルスコアを専用のWebページで確認できる仕組みを準備する。
「GTEC」検定版の実施概要
・第1回:6月13日(土)、問題タイプ「Advanced Basic」
・第2回:7月18日(土)、問題タイプ「Advanced」
・第3回:8月29日(土)、問題タイプ「Advanced Core」
・第4回:10月3日(土)、問題タイプ「Advanced」
・第5回:12月5日(土)、問題タイプ「Advanced Basic」
問い合わせ先
(学校専用窓口)TEL:0120-566180、受付時間/月~金9:00~18:00、土9:00~17:00
(受検者専用窓口)TEL:0570-012366、受付時間/月~金9:00~12:00、13:00~18:00、土9:00~12:00、13:00~17:00
(大学専用窓口)TEL:0120-369740、受付時間/月~金10:00~20:00
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