2019年12月12日
「話を聴くプロ」がLINEで行う「ひきこもり相談」、1月10日まで受付を延長
全国心理業連合会(全心連)は11日、東京都内のひきこもり状態にある本人と家族を対象に、LINEで行っていた「ひきこもり相談」の受付を2020年1月10日まで延長する、と発表した。
全心連では、今年5月28日に川崎市で発生した通り魔殺傷事件から半年の節目である11月28日から、ひきこもり状態にある当事者と家族に対して、SNSを活用した相談の受付を開始。
10代~60代と幅広い年代の当事者や家族から、ひきこもりをはじめとした多くの相談が毎日寄せられ、LINEでの相談窓口「ひきこもり生きづらさココロゴトSNS相談」への友だち登録数は2000人を超える見込みとなった。
この「ひきこもり相談」は、東京都が実施する「令和元年度東京都地域自殺対策強化補助事業」に採択され、2週間の試行事業として、当初は12月11日までの実施を予定していた。
だが、数多くの問い合わせが寄せられたこともあり、今回、自主事業として1カ月間の延長を決定。来年1月10日まで引き続き、ひきこもり状態にある当事者、家族の声を受け止め、相談を受けることにした。
相談の対応をするのは、全心連が公認する心理カウンセラーの全国統一認定資格「プロフェッショナル心理カウンセラー」の有資格者で、通称「話を聴くプロ」。相談者の心の声を丁寧に聴き、寄り添い、受け止め、対話を通して心のサポートを行う。
「ひきこもり生きづらさココロゴトSNS相談」概要
受付期間:2020年1月10日(金)まで延長、毎日18:00~22:00(受付は21:30まで)
対象:東京都
相談方法:専用のLINEアカウントを使用し、SNSで行う。セキュリティが確保されたシステムを使用し、安心して相談できる環境で実施。希望により電話相談へも移行
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