- トップ
- STEM・プログラミング
- 板橋区成増ヶ丘小のプログラミング公開授業が400人近い参加者で熱気
2020年2月3日
板橋区成増ヶ丘小のプログラミング公開授業が400人近い参加者で熱気
東京都プログラミング教育推進校の板橋区立成増ヶ丘小学校は1月31日、2年間の研究成果を発表する公開授業を開催。400人近い参加者でどの教室も熱気に包まれていた。
成増ヶ丘小学校は「平成30・31年度東京都プログラミング教育推進校」、「令和元年度いたばしビジョン研究校」であり、「令和元年度東京都教育委員会職員表彰」において団体表彰されている。また公立の小学校としては珍しく、有志によるチームがレゴを使ったロボット大会(FLL= FIRST LEGO LEAGUE)の世界大会にも出場している。
1・2年生は主にPCを使用しないアンプラグドプログラミングで、絵本「ルビィの冒険」を使って給食の準備をフローチャートにしたり、体験型ロボット「PETS」を思う通りの場所へ動かす授業。
3・4年生はビジュアルプログラミングのScratch3.0やレゴのプログラミング教材WeDo2.0を使用。フローチャートを使って三角形の仲間を調べたり、ビジュアルプログラムに挑戦したり、都道府県の勉強、環境問題をロボットでどう解決するかの授業。
5・6年生は主にロボットプログラミング。情報モラルの授業のほか、レゴから今年発売されたばかりのSTEM学習ツール「SPIKEプライム」を使って被災地救助ロボをつくり課題を解決する取り組み。SDGsにおける課題を自ら考え、SPIKEプライムを使った解決案を来校者にプレゼン。また、Scratch3.0で正多角形を描くなど盛りだくさんの授業内容だった。
同校の合言葉は「話し合いはホワイトボード、命令はタブレット」だというが、どの授業にも実践されていた。どのクラスにも小さいホワイトボードやワークシートがあり、取り組みやすく工夫されている印象だ。そしてなにより、子供たちが失敗しても楽しそうなのである。「じゃあ今度はこうしてみよう!」と意欲的に楽しく試行錯誤していた。
公開授業後は、文部科学省ICT活用アドバイザーの平井聡一郎氏とみんなのコードの福田晴一氏による対談も行われた。なぜプログラミング教育が必要なのか、何から始めればいいのかをざっくばらんに語った。今回の公開授業ついて「14もの授業を一度に公開するのはほかに例がない」「この2年、教員全員が協力していたことがわかる」と教員たちの努力を高く評価していた。
教材を提供したレゴエデュケーションによれば「教材提供しただけで、導入から課題発表まで先生方だけで進めた」という。同校の取り組みはWebサイトに掲載されているので、ぜひ参考にして欲しい。
関連URL
最新ニュース
- 「TDXラジオ」Teacher’s [Shift] File.012 東京成徳大中高 廣重 求先生(後編)を公開(2021年1月25日)
- 教員コミュニティMIEE Talks@Admin.によるICT活用実践集 『図画工作×ICTで子どもの感性を揺さぶる』(2021年1月25日)
- プログラミングを子どもに教えたい大人向オンライン講座 「はじめてのスクラッチ編」1月31日開講(2021年1月25日)
- 大学の授業、学生の好みはオフラインとオンラインが半々 =KIRINZ調べ=(2021年1月25日)
- 神田女学園、米東海岸の伝統校「PCD」グローバルキャンパスの日本校を開校(2021年1月25日)
- Schoo×iU、「DX推進アドバイザリー契約」締結(2021年1月25日)
- 麻布大、知識集約型社会を支える人材育成事業「出る杭を引き出す教育プログラム」に採択(2021年1月25日)
- ケイエスワイ、Raspberry Pi財団の新たな「Raspberry Pi Pico」入荷次第販売を開始(2021年1月25日)
- CA Tech Kids、地方自治体による小学生対象プログラミングコンテストの開催を無償支援(2021年1月25日)
- インフラトップ、春季限定で「学生向けプログラミング学習サービス」無償提供(2021年1月25日)