2020年2月3日
奈良市、DNPの学習クラウドを活用した未来型教育の成果を22日発表
奈良市は、大日本印刷(DNP)の学習クラウドを活用した未来型教育の成果を、2月22日に開催する市民対象のセミナーで発表する。
DNPは、奈良市が取り組む個別最適化学習事業「学びなら」の基盤として、「DNP学習クラウド リアテンダント」を提供し、学習履歴(スタディ・ログ)を使った未来型教育を支援している。同市は2017年から、児童の単元テストの分析結果に基づいて個別の復習教材を提供する「学びなら」事業への取り組みを開始、4年間を通して蓄積したデータをもとに教育効果研究を進め、教育現場の指導に反映させてきた。このたび、それらの教育効果を奈良市教育委員会主催のセミナーで発表する。
セミナーでは「学びなら」における大阪大学と奈良教育大学の最新研究成果を公開する。大阪大学では個別復習教材の活用法について、児童の3年間の成績推移を統計的に分析している。教育効果の一例としては、復習教材を家庭学習のみで使用する児童より、授業や朝学習でも併用する児童の方が学力の伸びが大きく、特に4年生時に算数が苦手だった児童の学力が5・6年生になって顕著に伸びているなどの効果が得られているという。
また奈良教育大学は、毎年行っている教員へのヒアリングや研修会などの活動を通じ、スタディ・ログに基づく最適な指導方法について発表する。
さらに「学びなら」の紹介に加え、奈良市が今後の導入に向けて実証中の未来型教育が体験できるブースを設置する。小学校で実証が進んでいるタブレットを活用した放課後学習や、中学校で実証中の、定期テストの結果をもとにタブレットのAIドリルで復習に取り組む学習、プログラミング教材など、リアテンダントとEdTech教材を連携させた学習モデルを中心に、実際に市民に体験してもらいながら紹介する。
開催概要
開催日時 : 2月22日(土)13:00~15:45
開催場所 : 奈良市教育センター8・9F
詳細
関連URL
最新ニュース
- システム ディ、秋田県教育委員会が「School Engine Web出願システム」を導入(2025年12月5日)
- ICT教材「すらら」、不登校支援で導入自治体数・ID数ともに過去最高を記録(2025年12月5日)
- ガイアックス、石川・富山・福井の小中高校に起業家教育の講師を無償派遣(2025年12月5日)
- 計算力は高いのに自信のない日本の子どもたち、小4・中2国際調査からわかった意識と実力のギャップ =スプリックス教育財団調べ=(2025年12月5日)
- 就活生の67.4%が「資格は就職に有利になる」と回答 =Synergy Career調べ=(2025年12月5日)
- 保護者の4割以上が学童保育に「勉強」と「安心」の両立を要望 =NEXERとHokally調べ=(2025年12月5日)
- 大学受験、保護者が最も不安を感じるのは「高3の秋~冬」=塾選調べ=(2025年12月5日)
- テックタッチ、早稲田大学が独自の出張申請システムに「テックタッチ」導入(2025年12月5日)
- 次世代ロボットエンジニア支援機構、「女性エンジニアの増加」目指しロボット・AI教材普及のクラファンを開始(2025年12月5日)
- 小中生向けプログラミング教室「CodeCampKIDS」、Scratchプログラミングコースをフルリニューアル(2025年12月5日)













