2020年3月16日
JeSU、eスポーツの発展に向けて「e活研」報告書をWeb公開
日本eスポーツ連合(JeSU)は13日、経済産業省委託事業として開催した「eスポーツを活性化させるための方策に関する検討会(e活研)」の報告書をWebサイトに公開した。
e活研では、eスポーツに詳しい有識者や、今後eスポーツの発展に伴って効果の波及が想定される産業領域の企業・団体などから選ばれた16名の委員で、昨年9月から5回にわたり、eスポーツを活性化させるための方策を議論してきたが、このたび、その討議の結果をまとめた報告書を公開した。
それによると、国内eスポーツの直接市場の長期目標を2025年に600億~700億円としている。さらに、この目標にとどまらず、2025年以降も市場規模を拡大させる余地があることを確認した。エコシステム領域における経済活動、波及領域へ及ぼす経済効果を含めた全体の長期目標は、2025年に2850億~3250億円とした。
また、長期的な日本のeスポーツ市場の成長に向けた提言のまとめに加え、スポーツ庁が「第2期スポーツ基本計画」で定義する「スポーツの価値」をフレームとして、社会的意義の実現に向けた提言をまとめた。
合わせて、今後も検討していく事項および未来に向けたメッセージを、ゲームタイトルの利用・許諾に関するガイドラインの必要性、共生社会や地方創生の実現に向けたeスポーツ情報の発信拠点の整備、eスポーツの持つ教育的価値の探索とそれを支えるエビデンスの取得の3つをキーワードとして整理した。
JeSUでは、検討会における成果を多くの人に知ってもらうため、JeSU地方支部と連携し、全国を巡回してのセミナーを4月以降順次開催していく。
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