2020年3月23日
保育所職員の80%以上が「新型コロナウイルスで多忙に」 =コドモン緊急アンケート=
コドモンは、同社のこども施設向けICTソフト「コドモン」を利用している全国の保育施設を対象に実施した「新型コロナウイルス感染拡大の状況下における保育所運営への影響について」と題する緊急アンケートの結果をまとめ、19日に発表した。
それによると、「新型コロナウイルスの発生で、自身の勤務状況にどのような影響が出たか」との質問には、「少し忙しくなった」53.1%、「とても忙しくなった」27.3%と、全体の80.4%が「忙しくなった」と答えた。「変わらない」は19.2%。
「具体的にどのような業務が増加したか」の質問には、「保護者へのお知らせ対応」(83%)、「変更・中止する行事についての対応」(78%)、「感染防止のための情報収集」(77%)などの複数の項目について全回答者の約80%が増加したと回答。
「施設やおもちゃの消毒作業」(52%)、「毎朝の検温(保護者に依頼)」(49%)は約50%の施設で増加との結果が出た。複数の業務が同時に増加していることが予想される。
また、「新型コロナウイルスの影響で現在起きている問題を教えて」との質問には、「マスク不足」(83%)、「消毒液や消毒布などの不足」(76%)、「行事などの中止」(68%)の3つが群を抜いて多かった。厚労省が3月13日に「備蓄マスクの放出」に関する通達を出しているが、保育の現場には行き届いていないようだ。
問題に対し、「どんな工夫をしているか」と尋ねたところ、「最新の情報を収集するように努めている」、「体調不良の園児・生徒は早めに帰宅させる」などの複数の項目で70~80%の回答があった。
保育現場の職員が、同時に複数の点に配慮して業務にあたっており、負担が増加していることがうかがえる。
「あれば嬉しい支援」を聞いたところ、「消毒・衛生用品(マスクなど)の支援」が92%と2位の回答の約2倍の多さだった。2位以下は、「保護者からの支援(検温への協力)」(47%)、「最新の情報にアクセスしやすくなるための支援」(38%)などが続いた。
このアンケート調査は、「コドモン」を利用する全国の保育施設・職員を対象に、3月13日18:00~18日11:00にかけて、メール案内・WEB回答方式で実施。245件の回答があった。
関連URL
最新ニュース
- WEAVE、広島県の高校生・教員30人を対象に「生成AI体験イベント」実施(2025年12月17日)
- 母子モ、母子手帳アプリ「母子モ」が千葉県成田市で提供開始(2025年12月17日)
- 理系人材、高校生の66.9%が「増えるべき」と回答 =Studyplusトレンド研究所調べ=(2025年12月17日)
- 小中学生の今年の”しあわせ点数”は82.7点 =博報堂教育財団調べ=(2025年12月17日)
- 27年卒学生、最重視する「就活の軸」3人に1人が「ワーク・ライフ・バランス」=学情調べ=(2025年12月17日)
- 芸大生の7割弱が卒業後の進路として企業への就職を希望すると回答 =芙蓉エデュケーションズ調べ=(2025年12月17日)
- LINK&M、中学生高校生の「学習意識・進路観」など傾向に関する調査結果を公開(2025年12月17日)
- AI翻訳が進化しても英語学習の意欲「下がらず」85% =スピークバディ調べ=(2025年12月17日)
- お年玉をあげる人4割、あげる予定の人数は平均3人、金額は1000円台から4000円台が主流 =マルアイ調べ=(2025年12月17日)
- 香川県の専門学校・穴吹コンピュータカレッジ学生チームがセキュリティコンテストで全国最優秀賞を受賞(2025年12月17日)











