2020年4月28日
立教大×ビズリーチ、「AIの社会実装」を目的とした共同研究協定を締結
立教大学大学院人工知能科学研究科とVisionalグループのビズリーチは27日、AIの社会実装を目的とした共同研究協定「人工知能分野等に関する包括的な教育研究協力についての協定」を締結したと発表した。
同研究科(修士課程、2020年4月開設)は、日本初のAIに特化した大学院で、ビズリーチとの共同研究は30日からスタートさせる。
共同研究の第1弾として、転職プラットフォーム「ビズリーチ」のデータを活用して、これまで定量的に分析することが難しかった「キャリアにおける価値観」を、AIで解析する。
これにより、「ビズリーチ」で、従来の方法とは異なる、新たな転職のあり方を実現し、世の中のキャリアの選択肢と可能性を広げ、サービスの体験向上を図る。
共同研究の成果は、個人会員へのサービス向上を目的とした情報提供や機能開発に活用することを想定しており、同共同研究では、立教大に対して、「ビズリーチ」の利用者から取得した個人情報の受け渡しは一切行わない。
また両者は、この共同研究を通じ、大学の研究機関が有する先端AI技術を企業でビジネス活用するための新たなスキームを確立する。そして、このスキームが、国内IT企業のAIのビジネス活用を促進させる一助となることを目指す。
立教大の同研究科は、基礎研究が中心だったこれまでの大学のAI研究とは異なり、産官学連携による、ビジネスなどとAI研究の接続強化が特徴で、その一環で今回、ビズリーチとの共同研究を開始する。
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