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2020年6月2日
KCCSの「本を耳で聴く」配信サービス、奈良と八王子の市立図書館が導入
京セラコミュニケーションシステム(KCCS)とオトバンクは1日、KCCSの公共図書館システム「ELCIELO」の「オーディオブック配信サービス」が、奈良市立図書館と八王子市立図書館に採用されたと発表した。
「オーディオブック配信サービス」は、蔵書管理・貸出管理などを行うKCCSの公共図書館システム「ELCIELO」と、ナレーターや声優が朗読した「聴く本(オーディオブック)」を提供するオトバンクの「audiobook.jp」が連携することで実現した「ELCIELO」のオプションサービス。
「ELCIELO」を導入している両図書館では、図書館サービスの1つとしてオーディオブックを利用者に提供できるようになる。
図書館利用者は、紙の本と同じように図書館ホームページの蔵書検索機能から書籍を検索し、オーディオブックを再生する。PCやスマホを通じて、場所や時間を選ばず、「本を耳で聴く」という新しいスタイルの読書を楽しむことができる。
両市は、視覚障がい者向けサービスや通勤・通学時の読書機会の拡大に向け、図書館利用者サービスの拡充をICTの活用を通じて図るとともに、「読書バリアフリー法」への対応の1つとして、今回、KCCSの同サービスを採用した。
導入概要
■奈良市立図書館3館(中央館、西部、北部)
導入開始時期:5月1日~
対象ユーザー数:7万1652人(2019年4月1日時点の登録者数)
提供オーディオブック数:3000タイトル(2020年6月1日現在)
■八王子市立図書館9館(中央、生涯学習センター、南大沢、川口、由木中央市民センター、恩方市民センター、由井市民センターみなみ野、北野市民センター、石川市民センター)
導入開始時期:6月1日~
対象ユーザー数:12万8941人(2019年3月31日時点の登録者数)
提供オーディオブック数:3000タイトル(2020年6月1日現在)
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