2020年6月5日
正智深谷高校、生徒全員が自宅からタブレットで映像配信の授業
正智深谷高校は3日、新型コロナウイルス感染防止策として、オンラインによる遠隔授業を4月20日から開始して、全生徒が自宅で学習に取り組んでいると発表した。
同校の全生徒(3学年、計33クラス、計1145人)は、自宅からタブレット端末を使って映像配信授業により毎日学習を進めている。また毎朝のホームルームではビデオ会議システム「Zoom」を使用し、担任からの連絡事項などに加えて、クラスの全員が参加してお互いの顔が見ながらコミュニケーションすることでクラスの絆を深めているという。
同校では、3年前からICT 教育に力を入れており、全生徒にiPadが配布されている。遠隔授業の導入環境が整っていたこともあり、新年度の開始後の早い段階で映像配信による授業を開始。
生徒が登校できない中、少しでも授業が遅れないように、クラス毎に用意された授業映像を時間割りに合わせて生徒が独自に学習。遠隔授業は、1 コマ50分(特進コースは80分)で、教員の説明を映像で見たあとに、後半は用意された課題を解いて提出。遠隔授業のツールには、「ロイロノート」と「Zoom」を採用。
同校では遠隔授業を約2カ月間実施してきたが、教員からも、生徒からも好評。教員は様々な工夫を凝らし、オンライン授業の効果を高めることに取り組み、生徒も熱心に動画を見て、課題に積極的に取り組み、オンラインでの学習効果を高めているという。
教員と生徒はオンラインで個別に直接コミュニケーションできるため、生徒からの質問も活発に出るなど、今までの対面の集合型授業にはないメリットも。
また、Zoom によるホームルームを活用して、生徒がリレー形式でメッセージを繋ぐ企画をしたクラスもある。生徒たちが笑顔で楽しむ姿には、離れていてもネットを通じてつながっているという仲間意識が感じられ、登校自粛による孤独感の解消にも役立っているという。
また、同一学校法人である智香寺学園の運営する埼玉工業大学との高大連携においても、今回のオンライン授業を契機に学園間の連携を深めた教育を推進していく予定。
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