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2020年6月8日

「Surala Ninja!」、スリランカのNGO「SOS子供の村」にIDを無償提供

すららネットは、「コロナ休校」が長期間続いているスリランカのインターナショナルNGO「SOS子供の村(SOS Children’s Village)Sri Lanka」(SOS)の児童に、同社のeラーニング教材「Surala Ninja!」の無償提供を、6月から開始した。

同社と現地パートナー会社のNext Learners (Pvt) Ltd.が、SOSスタッフと連携して、休校が続く児童230人の学習を支援している。

「Surala Ninja!」は、対話式ICT教材「すらら」の海外版として小学生向けに開発。インタラクティブなアニメーションを通じて、加減乗除の四則計算を楽しく学べるeラーニングシステム。

現在、スリランカ向けのシンハラ語版、インドネシア向けのインドネシア語版、また、主にインドやフィリピンで活用されている英語版がある。スリランカでは、Next Learners (Pvt) Ltd.と連携し、私立学校や学習塾を中心に展開している。

SOSの児童は、様々な理由で家族と離別して生活せざるを得ない境遇に置かれており、学習機会の制約を理由とする低学力の児童や情緒不安定な児童も多数いる。

また、1つのハウスで暮らす15人ほどの児童に対して1人の養育者(マザー)だけという環境では、各児童が通う学校の担任教師と連携して家庭学習を進めることは困難。

同社は、すでに昨年一部の児童へのトライアル学習を実施していた経緯があったことから、今回、スリランカ国内に5カ所あるヴィレッジ(施設)の学習施設内にそれぞれ用意したPCルームを活用して、eラーニングによる学習サポートを実施することになった。

また、6月下旬に開催予定の「Surala Ninja!」のコンテンツを活用した「オンライン算数計算コンテスト」に、SOSの児童を参加させる計画。SOSの児童が日頃の学習の成果を実感するとともに、成功体験を通じて自信を高め、高いモチベーションを維持しながら学習を継続させるのが狙い。

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