2020年6月8日
昭和女子大、オンライン授業3週間の調査でリアルタイム双方向型が約6割に
昭和女子大学は5日、オンライン授業の開始から3週間が経過した時点で教員にアンケート調査を実施したところ、当初は4分の1を占めた課題提出型から双方向型への移行が進み、3週間経った時点で約6割がリアルタイムの双方向型の授業を実施していると発表した。
同大学は4月24日からオンラインによる今年度の授業を開講。アンケート調査は3週間経った5月18~25日に、学内イントラネットを通じて教員592人を対象に実施し、429人から回答を得た(回答率72.4%)。
同大学のオンライン授業は、次の3タイプから教員が選択。(A)双方向型:Zoom等を利用して双方向にやりとりするリアルタイム授業。(B)録画配信型:事前に授業を録画して配信し、学生からの質問や提出物に教員がフィードバックを行う授業。(C)課題提出型:学生ポータルサイト等で授業の内容と課題を示し、学生の質問や提出物に教員がフィードバックを行う授業。
開講前に教員向けに複数回のZoom講習会を実施し、当初からAタイプが54%と過半数を占めたが、26%がCタイプを選択。一方、3週目にはCタイプが10%に減り、Aタイプが59%に増加、A+Cの混合が8%から15%に増え、リアルタイム授業への移行が進んだ。
また、9割がオンライン授業にふさわしい内容の授業ができているという。学習効果については、58%が対面授業と違いはないか、それ以上の学習効果が挙がっていると感じる一方、対面授業より効果が低い19%、よくわからない23%と、まだ戸惑いもある。その中で特に学生の課題提出は効果があり、「ほぼ全員が課題を提出している」比率が85%に上った。
オンライン授業の準備に要する時間が増えた教員が大半を占め、約半数の教員が、対面授業よりも週に8時間以上、準備のための時間が増えたと答えている。負担が非常に増えた36%、負担はある程度増えた52%と、負担感も少なくないという。
オンライン授業のメリットとしては、学生の「遅刻が少なく、出席率が高い」「私語がなく集中度が高い」「寝ない」「反応が早い」「提出物が対面より期限厳守で提出される」「ブレークアウトセッションで熱心に話し合いに参加している」「PCスキルがあがる」など。
また、将来的なオンライン授業と対面授業の比率については、「オンライン4割」31%、「オンライン6割」26%などのハイブリッドへの支持があった。
坂東眞理子理事長・総長は、「大学の場合、高校までと異なり学生によって受講する講座がばらばらなため、ハイブリッドにしても学生がキャンパスに登校することになり、悩ましい。今後、オンライン授業の良さをどう活かしていくかを検討していきたい」と、今回の調査結果を今後の授業改善に反映させていくという。
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