2020年7月29日
N高、沖縄県でICT活用島しょ地域児童生徒交流実証事業
角川ドワンゴ学園N高等学校(N高)は28日、本校のある、沖縄県うるま市、及び
うるま市教育委員会と連携し、ICT活用島しょ地域児童生徒交流実証事業を行うと発表した。
生徒数の減少が課題の島しょ地域において、部活動や複数チームでのプロジェクト学習の実施が困難になってきている。
同実証事業は、地域内外と連携して課題解決や価値創造に取り組める人材の育成を図ることにより、島しょ地域の特色ある学校づくりに役立つことを目的に、うるま市立の与勝第二中学校、 彩橋小中学校、津堅小中学校をオンラインでつなぐもの。
スタートとして、7月17日に3校、及び地元自治体に向け、「ICT活用島しょ地域児童生徒交流実証事業 未来をひらく『ネット部活』説明会」を各会場とつないで実施。
「ネット部活」は、その名の通り、インターネットを活用して活動する部活のことで、N高で行っている課外活動の一つだが、今回は特定の部活ではなく、放課後の時間を使い、「インターネットを活用して未来をひらく『こと・もの』づくりをする」を部活のテーマにし、ネット上での協同をとおして、21世紀を生きる力を身につけるという。
まず、7月~9月にかけて、ベースとなるZoomやSlackなどのオンラインツールに慣れ親しむ。10月~12月には、世界で人気のものづくりゲーム「マインクラフト」を使って楽しみながら課題解決・価値創造を学ぶ。1月~3月では自分らしさをテーマにした探求的な学習をオンライン上でのワークショップで行う。
オンライン化が進む未来においては島しょ地域の特異性が大きなポテンシャルとなるという。島の生徒たちと遊びを交え楽しみながら、教科学習プラスアルファの学びや課外活動の経験から課題解決や価値創造に取り組める人材を育む。
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