2020年8月5日
21卒就活、「自分に合いそうな企業をどう探すか」で苦労 =学情調べ=
学情は4日、2021年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生計942人を対象に実施した「就職活動に関するインターネットアンケート」調査の結果をまとめ発表した。

それによると、就職活動で苦労したことを聞いたところ、「自分に合いそうな企業をどう探すか」との回答が最多で47.7%だった。
昨年も同じ項目が最多となっており、新型コロナの有無にかかわらず「自分に合う企業をどう探すか」を課題に感じる学生が多いことが分かる。
また、昨年と比較して回答が増えた項目は、「社内の雰囲気などWebで得にくい情報をどう得るか」(24.9%)で、昨対比7.4ポイント増。
新型コロナの影響で、WebセミナーやWeb選考を実施するなど、採用活動のオンライン化を進める企業が増えたことで、「企業の雰囲気をつかみにくい」と感じている学生が多いことが分かる。
一方、昨年と比較して減少した項目は、「学業やアルバイトなど、就職活動以外の活動とのスケジュール調整」(8.0%)で、昨年同時期(15.1%)より7.1ポイント減少。
大学の授業、就職活動ともにオンライン化が進んだことで、就職活動のための時間の確保やスケジュール調整は、比較的スムーズにできたと感じている学生が多いことが分かる。
また、就活で苦労したことに、「新型コロナの影響で就職活動が停滞したこと」を挙げた学生は、22.4%だった。
就職活動の感触について尋ねたところ、「思ったより厳しい」34.9%、「思った通り厳しい」17.9%となっており、約半数(52.8%)が「厳しい」と回答。
「厳しい」の回答は、「楽」(「思った通り楽」1.9%+「思ったより楽」19.1%)の回答を31.8ポイント上回る結果となった。昨年同時期よりも「厳しい」と回答した割合は、3.4ポイント増加している。
就職活動に対して「厳しい」と感じる理由を聞いたところ、「なかなか内々定が得られない」が最多で39.4%。次いで「新型コロナの影響があった」26.3%。昨年は、交通費などの費用面の回答が58.5%となっており、2021年卒学生は採用活動のオンライン化で、交通費などの費用面の負担は緩和されていることが伺える。
この調査は、「あさがくナビ2021」登録会員を対象に、6月22日~30日にかけて、「あさがくナビ2021」トップページとメルマガでアンケート回答を依頼する形で実施。有効回答数は942人。
関連URL
最新ニュース
- 豊中市、小学校提出書類をデジタル化、教育DXで保護者の負担軽減と事務効率化へ(2025年12月22日)
- 東京都文京区、闇バイトを擬似体験するゲーム「レイの失踪」で区民向け情報リテラシー教育(2025年12月22日)
- 教員の学ぶ機会と生活の保障に関する教職員アンケート結果を公開 =School Voice Project調べ=(2025年12月22日)
- 中高生の学習スタイル、約6割が「オンラインでつながる仲間の存在が受験勉強の支えになる」 =ベネッセコーポレーション調べ=(2025年12月22日)
- 家庭学習で「デジタルデバイス上への手書き」を行う中高生は約3割 =コクヨ調べ=(2025年12月22日)
- 大学受験期のクリスマス、6割以上が「特別なことは何もしなかった」 =Studyplusトレンド研究所調べ=(2025年12月22日)
- 子どものスマホ利用 約半数の家庭が「ルールを決めていない」=LINEヤフー調べ=(2025年12月22日)
- 受験期に親が抱えるプレッシャー、子どもの成績より体調管理や金銭面の不安が上回る =明光義塾調べ=(2025年12月22日)
- Biz Hits、文系出身者に聞いた「文系におすすめの職業」ランキング(2025年12月22日)
- 英語を使う業務歴3年以上のビジネスパーソンの英語学習方法は「AI英語学習アプリ」=アイキューブ調べ=(2025年12月22日)











