2020年8月24日
「大学キャリアセンター」の就活相談、86.9%がオンライン対応 =学情調べ=
学情は、新型コロナによる大学の入構禁止や授業のオンライン化を受け、大学キャリアセンターの就職指導担当者198人を対象に実施した、「就活支援の対応方法に関するアンケート調査」の結果をまとめ、21日に発表した。

それによると、新型コロナの緊急事態宣言下では、多くの大学が入構禁止になり、2021年卒向けの「就活相談」を「対面」で対応していた大学は、15.7%にとどまった。
緊急事態宣言解除後は、「対面」で実施する大学が66.2%まで増加したものの、「オンライン」での対応も86.9%に迫り、「対面」と「オンライン」を併用する大学が多いことが分かった。
通信環境や、オンラインで実施するツールの整備が進んだことで、「オンライン」での支援を実施する大学は、緊急事態宣言下より増加している。
キャリアセンターの担当者からは、「オンラインでの実施では予約が必要で、予約するのは相談内容が明確な学生ばかり。本当に支援が必要な、何を相談していいか分からない学生をフォローできない」などといった不安の声も寄せられた。
緊急事態宣言後~7月の期間に予定していた「学内合同企業セミナー」に関して、「中止・延期」したとする大学は23.7%に上った。
実施方法は、「オンライン」24.2%、「動画配信」7.1%で、「対面」で実施した大学は7.1%にとどまった。
また、昨年までは、夏以降に学内合同企業セミナーを開催する大学は少数だったが、37.4%の大学は、8月以降の開催を「未定」としており、夏以降も開催を模索する大学が多いことが分かった。
「コロナ禍で内々定状況が悪化しているため、学生に企業との接点を持たせたい」という声が挙がっている。
2022年卒向けの「就職ガイダンス」も、「対面以外」での実施が大半となっている。前期(夏休み前)までの就職ガイダンスは、「動画配信」が63.1%で最多で、次いで「オンライン」48.5%。後期(秋以降)に関しては、49.5%の大学が「検討中」だった。
実施方法を回答した大学は、「対面」が最多で33.8%、次いで「オンライン」32.8%となっており、「対面」での実施を模索し始めている様子も見てとれた。
2022年卒向けの学内合同企業セミナーについては、70.7%の大学が「検討中」。「キャリアセンターとしては、学生が企業から直接話を聞ける機会を設けたい」という声と同時に、「授業を含めて大学の方針次第」という声も多く寄せられた。
この調査は、全国の大学キャリアセンターの就職指導担当者を対象に、7月10日~21日にかけて、Web上でのアンケートという形で実施。有効回答数は198件。
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