2021年6月1日
学生の「就活相談」、57%の大学が「昨年より増えている」と回答=学情調べ=
学情は5月31日、新型コロナの感染拡大や入構制限、授業のオンライン化を受け、全国の大学キャリアセンターの就職指導担当者271人を対象に実施した、「2022年卒学生の就職支援に関するアンケート」の結果をまとめ発表した。
それによると、22年卒学生からの「就活相談」について、昨年と比較し、「増えている」と回答した大学が26.6%、「どちらかと言えば増えている」と回答した大学が31.0%で、57.6%の大学で就活相談が「増えている」ことが分かった。
「減っている」「どちらかと言えば減っている」の回答は9.2%に留まり、就活相談が「増加」した大学が、「減少」した大学の6.26倍にもなった。
「就活相談」が増えている理由は、「就活環境に不安を感じる学生が増えているから」が82.7%で最多。次いで、「就活環境が悪化しているから」35.3%、「就活についての知識・情報が不足しているから」32.7%と続いた。
「その他」の回答では、「オンラインで相談を受け付けているので、気軽に相談できるようになった」「Web面接が増加し、面接練習を入念に行う学生が増えた」「2021年卒学生の就活状況を見て、例年よりも早めにキャリアセンターに相談に来る学生が増えた」などの声が寄せられた。
「就活相談」で多いのは、「ESや面接の具体的な添削・指導をしてほしい」が88.6%で最多。次いで、「情報収集の機会を得にくく、志望する業界・職種を絞れていない」50.2%、「就活スケジュール・やり方など基礎から教えてほしい」41.0%と続いた。
「その他」では、「内々定獲得後に、取り組むべきことについて相談したい」「誓約書を提出していいかを相談したい」などの回答が挙がっており、内々定獲得後の動きを相談する学生も一定数いることが分かった。
「就職支援」で実施しているものは、「オンラインでの面談」が94.5%で最多。次いで、「リアルでの面談」88.9%と続き、大多数の大学が「面談」での相談受付を実施していることが分かった。
また、「保護者からの相談受付」27.7%、「保護者へのメール配信」6.6%とあるように、4分の1の大学は、学生だけでなく保護者も対象に「就職支援」を実施していることが明らかになった。
この調査は、全国の大学キャリアセンターの就職指導担当者を対象に、 5月10日~14日にかけて、Web上でのアンケートという形で実施。有効回答数は271件。
関連URL
最新ニュース
- iTeachers TV Vol.436 千葉県立市川工業高校 片岡伸一 先生(後編)を公開(2024年12月11日)
- 山梨県、2025年度から25人学級を小学校5年生に拡大、26年度には全学年に導入(2024年12月11日)
- GUGA、大阪府と「求職者等へのDX(IT)に関するスキル等の習得を通じた持続可能な就職支援モデルに関する協定」を締結(2024年12月11日)
- 指導要録の「行動の記録」、教職員の96%が「明快な評価ができていない」と回答 =School Voice Project調べ=(2024年12月11日)
- 仕事をしている母親の子どもの方が希望の中学校に合格している =ひまわり教育研究センター調べ=(2024年12月11日)
- LINEヤフー、「Yahoo!検索」で検索結果面に小学校で習う漢字の書き順動画を掲出(2024年12月11日)
- カラダノート、「ママ・パパが選ぶ今年の漢字ランキング」を発表(2024年12月11日)
- 大学就学を支援する返済不要の給付型奨学金「金子・森育英奨学基金」 総額260万円への増額(2024年12月11日)
- ノーコード総合研究所、大阪府立吹田東高校で「ノーコード開発研修」を実施(2024年12月11日)
- Musio ESAT-J通信教育、世田谷区立太子堂中学校と実証実験を実施(2024年12月11日)