2020年10月30日
2021年卒採用充足率は例年と同程度の82.3% =マイナビ調べ=
マイナビは29日、国内企業2325社を対象に実施した、2021年卒採用の内定状況と2022年卒採用の見通しなどをまとめた「2021年卒企業新卒内定状況調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、内定者に実施しているフォローについては、飲食を伴う「懇親会」の実施割合が減少し、うち「内定者懇親会」は58.2%(対前年16.0pt減)、「先輩社員との懇親会」が30.9%(対前年11.8pt減)だった。
一方、少人数での実施やWeb利用が可能な面談はいずれも増加しており、「人事との面談」は36.5%(対前年6.6pt増)、「先輩との面談・OBOG訪問」は15.0%(対前年7.3pt増)だった。
また、内定者が対面での面会を希望した場合の対応を聞いたところ、「感染防止対策をしたうえで、基本的には受け入れる」が56.6%と最も多かった。
2022年卒向けのインターンシップ実施状況・予定について聞いたところ、「実施した(実施予定)」と回答した割合は55.5%だった(「今年初めて実施した(実施予定)」48.6%+「これまでも実績があるので実施した(実施予定)」6.9%の合計)。
「今年初めて実施した(実施予定)」の割合は前年より11.6pt減少し、新型コロナやWEBインターンシップのノウハウが無いなどの理由から、インターンシップ実施のハードルが高くなっている可能性がある。
2022年卒向け採用計画の策定状況を聞いたところ、「例年より遅れている」との回答が14.7%で、上場企業では18.2%と全体に比べてやや高い結果に。全体で78.3%が継続して採用を実施すると回答している。
採用予定数は、「今年度並み」が66.7%で最も多く、「減らす」が13.1%、「増やす」が9.0%となった。コロナ禍で景況感が読めない中ではあるが、新卒採用を実施している企業は、引き続き継続的な採用を予定しているようだ。
この調査は、9月4日~10月5日にかけて、人事担当者のための新卒採用支援情報サイト「新卒採用サポネット」会員と、マイナビ2021利用企業担当者宛に、メールマガジンで案内する形で実施。回答数は2325社(上場:239社/非上場:2086社)。
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