2020年11月6日
アクセンチュア×東京女子医大、腎移植治療におけるAI活用で共同研究を開始
アクセンチュアと東京女子医科大学は5日、腎移植後のQOL向上に向け、腎移植治療におけるAI活用の可能性について共同研究を開始すると発表した。
AIを活用して、ドナーと腎臓移植希望者(レシピエント)の腎移植前後の観察検査項目データから拒絶反応や副作用を予測することで、将来的な臨床現場における活用と、より効果的な治療法の選択につなげていく。
このたびの共同研究では、過去に東京女子医科大学病院泌尿器科で腎移植手術を受けた患者およびその腎ドナーの基本情報、投与した薬剤の情報、検査項目や経過観察結果などの情報を分析する。同社が開発したAI HUBプラットフォームなどを活用し、セキュアなデータ環境で、機械学習を含む複数の解析アルゴリズムから最適なものを選択して組み合わせ、分析に活用する。
拒絶反応や副作用の発生予測、交絡因子の検証、最適なドナーとレシピエントの組み合わせの発見、術後の最適な治療法のレコメンドなど、同社が開発したAIモデルの精度を検証する。共同研究の結果は2021年中に学会での発表を目指すとしている。
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