2020年11月11日
専門学校の学生募集「好調」はわずか9.2% =ブレインアカデミー調査結果=
ブレインアカデミーは9日、全国の専門学校を対象に実施した「学校運営の現状に関するアンケート調査」結果を公表した。
Web回答形式で、全国38都道府県130校(専修学校専門課程)が回答。調査期間は10月19日~11月6日。

学生募集について、好調はわずか9.2%。61.1%の学校がコロナ禍での学生募集について厳しいと回答。
学生対応・指導については、93.9%の学校が学生の多様化を認識、89.3%が学生指導に大きな負担を感じている。
高等教育無償化(高等教育の修学支援新制度)は、回答校の77.9%が対象。情報公開(学校評価)・成績管理で新たな課題も浮上した。4つの申請要件の内、教育活動に係る情報の開示(学校評価活動)と厳格かつ適正な成績管理の実施について、意義を認める一方で、57.2%の学校が教職員にとって負担が大きいと感じている。
厳格かつ適正な成績管理の実施については、肯定的評価は35.8%に留まり、否定的な評価が3.9%、どちらともいえないが60.3%。GPA制度はその意義や活用方法の理解が進んでいない様子。
今後の学校運営について、「入学生の確保」、「就職率・国家試験合格率」、「授業・学生対応・学生満足度の向上」がとても重要と回答した割合は3項目とも80%を超えた。
新型コロナウイルス感染症対策に関する対応については、東京都の専修学校で、「時差・分散通学」や「教室内の学生数を減らした授業」等、感染症対策に留意した対面授業の工夫が多く実施されていることが分かった。
調査の詳細は以下の無料ウェブセミナーにて報告(参加対象は学校関係者のみ)。調査協力校については無料頒布・協力校以外については、大学・専修学校・高等学校を対象に有償で頒布を実施する。
開催概要
【11月17日(火)】
①14:00~15:50「退学防止・校外実習に活用 学生指導に役立つ「EQ」調査」
②16:00~16:30「医療系学校だから危ない。医療系学校だからできる GPA・成績評価基準の課題と対応」
【11月20日(金)】
③16:00~17:30「教職員の負担を減らし「経営判断の指標」として活用する授業評価アンケートを効率化する方法」
【12月4日(金)】
④14:00~15:30「専修学校(専門課程)におけるコロナ禍の学生募集事例」
⑤16:00~17:30「目前に迫る水面下のリスク、把握していますか?コロナ禍とアンケート調査の活用」
詳細
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