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2020年12月17日

電子書籍、2人に1人が利用経験あり =情報サイト「Appliv TOPICS」調べ=

ナイルは16日、同社のおたすけスマホ情報サイト「Appliv TOPICS(アプリヴトピックス)」が、15歳以上の男女1320人を対象に実施した「電子書籍の利用に関するアンケート調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、「電子書籍(無料のマンガアプリ含む)を利用したことがあるか?」の質問には、36.9%が「現在利用している」、18.1%が「過去に利用していた」と回答。過半数の55%(2人に1人)が、電子書籍の利用経験があった。

男女別で年代ごとに分析すると、10~30代男性では過半数が「現在も利用している」と回答。「過去に利用していた」も含めると7割を超える。20代以上では男性の方が利用経験者の割合が高いが、10代だけは女性が上回った。

また、「どの電子書籍サービスを利用したことがあるか」を尋ねたところ、1位はAmazonの電子書籍ストア「Kindle」で、電子書籍を読んだことがある人の約3割がKindleを使った経験があった。

次いで多かったのが「LINEマンガ」。無料で読めるマンガアプリの中では最も利用者が多く、約2割が使った経験があった。

上位20サービスの男女比率を見ると、男性比率が高いのはKindle、Kobo、少年ジャンプ+、マンガBANG!、ebookjapan、マンガワン、マンガUP!、dマガジン、マガジンボックス。女性比率が高いのはLINEマンガ、めちゃコミック、コミックシーモア、comico。

電子書籍でよく読むジャンル(過去に利用していた人には読んでいたジャンル)を聞いたところ、1位は「マンガ」74.4%で、2位の「雑誌」に50%ほどの差を付けた。

年齢別で見ると、10代でのマンガ人気がさらに目立つ。10~50代で「マンガ」は大きく差をつけているが、年齢が上がると「小説・文学」「雑誌」「趣味・実用」「ビジネス・経済」などの比率が高くなっていく。

特に20代の「小説・文学」、30代の「雑誌」、50代の「趣味・実用」「ビジネス・経済」は他の年代と比べて比較的高い傾向が見てとれる。また、60歳以上になると「マンガ」の利用者は少なく、「小説・文学」「趣味・実用」の高さが特徴的。

電子書籍を現在利用している人に、「どのデバイスで読んでいるか」を尋ねたところ、8割が「スマホ」と回答。以下、「タブレット端末」「パソコン」と続き、専用の電子書籍リーダー「Kindle端末」「Kobo端末」は1割未満だった。

男女別に見ると、順位の入れ替わりはないが、女性の方が若干「スマホ」の利用者が増え、それ以外の端末では男性の方が利用割合が高いことが分かった。特に「パソコン」は男女で15%ほどの開きがあった。年齢別では、60代の「タブレット端末」「パソコン」の利用割合の高さが目立つ。

電子書籍を現在利用している人に、「1カ月にどれだけお金をかけているか」を聞いたところ、最も多かったのは「0円」で約4割が回答。基本無料のサービスでお金をかけずに楽しんでいる人が多いようだ。次いで多かったのは「1000円未満」で、コミックなら2冊、文庫や雑誌なら1~2冊程度。

男女別では、女性の方が「0円」が多く、男性の方が電子書籍にお金をかけている割合が高かった。

電子書籍を現在利用している人に、「紙の書籍と電子書籍のどちらをよく利用しているか」を聞いたところ、「本はすべて電子書籍で読んでいる」が17.2%、「紙の書籍より電子書籍をよく利用する」が38.2%。合計すると、半数以上が電子書籍の方を積極的に利用していた。

過去に電子書籍を利用していたと回答した人に、「なぜ、電子書籍の利用をやめたのか」を尋ねたところ、1位は「読みづらい」の34.7%で、2位は「価格が高い」の22.6%だった。

この調査は、無作為に選出された15歳以上の男女1320人(男性655人、女性665人)を対象に、12月2日~9日にかけて実施。

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調査結果の詳細

「Appliv TOPICS」

ナイル

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株式会社TENTO

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