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2020年12月18日

目標・抱負がある子の9割超が「達成のため努力していた」 =Z会調査=

Z会グループの栄光ゼミナールは16日、小中高生の家庭の新年の目標・抱負に関する調査を11月11日~11月25日に実施し、小学1年生~高校3年生の子どもを持つ保護者726人の有効回答が得られたと発表した。同調査は、2018年に続き、2回目の実施。

小中高生の保護者に、子どもが今年の目標や抱負を決めていたかを聞いた。小学生の保護者の48.2%、中高生の保護者の44.7%が、子どもが2020年の目標・抱負を「決めていた」と回答し、全体では46.4%となった。

保護者自身が目標・抱負を決めていた家庭(全体46.5%)に絞ると、子どもが今年の目標を決めていた割合はそのうち61.8%と、15ポイント以上高くなることも明らかとなった。

子どもが「2020年の目標・抱負を決めていた」と回答した保護者に、その内容を聞いたところ、小学生・中高生ともに多かったのは、「学習習慣に関する目標・抱負」「受験に関する目標・抱負」の2つ。

また、小学生では「生活習慣に関する目標・抱負」「習い事や趣味に関する目標・抱負」が多い一方、中高生では「部活に関する目標・抱負」「資格試験に関する目標・抱負」が多いことが明らかに。

子どもが「2020年の目標・抱負を決めていた」と回答した保護者に、子どもは決めた目標・抱負を達成するために、努力をしていたかを聞いたところ、全体の保護者の44.8%が「とても努力している(していた)」、46.3%が「やや努力している(していた)」と回答し、目標・抱負の達成のために努力している小中高生は9割以上にのぼることが分かった。

「まったく努力していなかった」と回答した保護者は一人もいなかった。目標・抱負を決めた子どもの多くは達成のために努力をしており、その姿を保護者も評価している、ということが明らかとなった。

子どもが目標・抱負を決める際に気を付けていること、今後気を付けたいことを聞いたところ、最も多かったのは「子ども自身が主体的に決めた目標にする」で、小学生保護者の60.8%、中高生保護者の70.6%。

また、「子どもが頑張れば確実に手が届く目標にする」と回答した保護者も、小学生では44.4%、中高生では30.2%と2番目に多かった。なかなか達成できない目標よりも、少し努力すれば達成できる目標にすることで、成功体験を積み、子どもに自信を持ってもらいたい、と願う保護者が多いのではないかという。

今まで、子どもが目標・抱負を達成するために、ごほうびや励ましの声掛けなど、助言や手助けをしたことがあるかを聞いたところ、小学生保護者の94.2%、中高生保護者の85.2%が助言や手助けをしたことが「ある」と回答。

子どもが目標・抱負を達成するために、助言や手助けをした経験がある保護者に、どのような助言や手助けをしたかを聞いたところ、最も多くの保護者が実践したことがある行動は「褒めたり、励ましたりする言葉をかけた」で、小学生保護者の67.3%、中高生保護者の68.4%にのぼった。また、「達成したら、ごほうびをあげたり子どもの希望を叶えたりする約束をした」という保護者も半数以上。

小学生保護者では、「達成までのスケジュールを一緒にたてた」も多く、小学生のうちはより手厚いサポートを行っているという。

保護者に、2021年の子どもの目標・抱負は、どのような内容がよいかを聞いたところ、小中学生の保護者で最も多かったのは「学習習慣に関する目標・抱負」。

また、小学生では「生活習慣に関する目標・抱負」「習い事や趣味に関する目標・抱負」が多く、中高生では「資格取得に関する目標・抱負」「部活に関する目標・抱負」が多くなり、2020年にたてた目標・抱負と同じような傾向だという。

この調査は、小学1年生~高校3年生の子どもを持つ栄光モニター会員(栄光ゼミナール・栄光の個別ビザビ・大学受験ナビオに通塾する保護者)を対象に、11月11日(水)~11月25日(水)にかけてインターネット調査で行った。回答者数は726人(うち、小学生は361人(49.7%)、中高生は365人(50.3%))。

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