2020年12月28日
「すらら」高校数学の学習で定期テストの点数が向上と日本科学教育学会で発表
すららネットは25日、水戸女子高等学校、宇都宮保護区保護司会、常葉大学の協働研究の結果、「すらら」高校数学を授業中に学習したクラスが、一斉授業のクラスと比較し高い学習効果があることが、日本科学教育学会で発表されと明らかにした。
学校におけるeラーニングの授業導入にあたっては、従来の一斉講義型授業と比べ高い学習効果があるがどうか、が重要。水戸女子高等学校では、2019年度6月~7月にかけ、高校1年生のほぼ同一条件下にある二つのクラスにおいて、一方は「すらら」を活用した授業、もう一方は従来どおりの一斉講義型授業を実施し、2クラス間の定期テストの得点状況を比較した。
研究対象となった二つのクラスは、中学校時の学業成績や高校入試時の得点状況において平均学力がほぼ均等になるように編制。1学期中間テストまではどちらも一斉講義型授業を実施。その後、中間テストから期末テストの間、一方のみ週3時間ある数学Aの授業を「すらら」学習にあて、残り2時間を一斉講義型授業で行った。「すらら」学習の時間は、一斉講義型授業で指導した内容を補完するような学習を行い、もう一方のクラスは従来通り、週3時間の授業を一斉講義型授業で行った。
この方法を1学期期末テストまで継続し、両クラスの1学期期末テストの平均点を比較。不公平が発生しないよう、「すらら」に出現する問題はテスト問題では出題しなかった。
その結果、中間テストに比べ期末テストの平均点は全体的に低下しているものの、点数の減少率は、「すらら」を実施したクラスの方が小さく、平均点も高くなった。中間テスト時の平均点は「すらら」未実施クラスの方が高かったが、期末テスト時の平均点は「すらら」実施クラスの方が高くなり、逆転したという。
この結果は、「すらら」をはじめとするeラーニング教材使用授業が、従来の一斉講義型授業より高い学習効果がある可能性を示しているといい、「日本科学教育学会第44回年会論文集」で発表した。
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