2021年1月25日
麻布大、知識集約型社会を支える人材育成事業「出る杭を引き出す教育プログラム」に採択
麻布大学は21日、文部科学省の2020年度大学教育再生戦略推進費「知識集約型社会を支える人材育成事業」の『メニューII 出る杭を引き出す教育プログラム』に全国の大学で唯一採択されたと発表した。
同事業では、ヒト・動物・環境の持続的健康社会の構築のために世界をリードできる人材の育成を目的に、動物共生科学を専門性の基軸とし、周辺領域への展開力を兼ね備え、社会実装や課題解決能力を備えた人材を「動物共生科学ジェネラリスト」とした、新たな認定制度を導入。動物共生科学ジェネラリストを育成するためのプログラムについて、具体的な教育体制やカリキュラムの整備を本格的に進めていくという。
また、同大学の強みである動物共生科学を主軸にデータサイエンスを修学し、さらに関連領域の知識と実践力を習得させるという。近年、SDGs に代表されるような、持続社会の構築への社会的ニーズは急速に高まっている。その中でも、同大学がこれまで取り組んできた、ヒト、動物、食品、環境と人間社の調和的な共生社会で活躍する人材育成が望まれている。それに迅速に応えられるよう、これまでの枠を超えた優秀な人材の育成を目指す。
今回のプログラム「動物共生科学ジェラリスト」とは、それぞれの学科で掲げる領域の専門性を深化させた「専門コア力」、関連域の知識と問題解決手法を身につけた「広範展開力」、自身の専門性を活かしつつ関連領域と連携し新しい実社会の形成に関わる「実践力」を身につけることを目標とする。同プログラム修了者には、COVID19 のような世界規模での感染症の予防や管理、世界各地からの「食」の安全安心利用、グリーンイノベーションなどの領域での活躍が期待される。
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