2021年4月15日
保護者の7割が子どものプログラミング学習を「検討する」と回答 =GMOメディア調べ=
GMOメディアが運営するプログラミング教育ポータルサイト「コエテコ byGMO」は14日、2025年から大学入学共通テストに「情報」教科が採用されるのを受け、小学生の子ども持つ保護者849人を対象に実施した「大学入学共通テストへの『情報』教科採用に関する保護者調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、まず、保護者に対して「大学入学共通テストに『情報』が教科として採用されると発表があったことへの認知度」を調査し、2020年10月に大学入学共通テストに「情報」が教科として採用されると報道があった際に行った調査(以下、2020年11月調査)と比較した。
「知っていた」という回答は25.7%となり、2020年11月調査と「大学入学共通テストへの『情報』教科の採用」についての保護者の認知度はほとんど変わらない(2020年11月調査:24.3%)という結果になった。
また、「知っていた」と答えた保護者に、「発表を受けてのプログラミング教育への関心度の変化」を聞いたところ、28.9%が「高まった」と答えた一方、「とくに変わらない」との回答が62.8%に上り最多となった。
これは、小学校でのプログラミング教育の必修化が発表されてから、ある程度の時間が経過したことで、学校教育におけるプログラミング教育に対しての保護者の認知が進んでいることが要因と考えられる。
一方で、「発表を受けてプログラミング学習を検討するか」という質問に対しては、「検討する」と答えた保護者が70.6%となり、2020年11月調査(選択肢=「『情報』教科が採用される動きでプログラミング学習を検討するか」66.0%)よりも4.6ポイント上昇した。
さらに、「プログラミング学習を検討する」と答えた保護者に、「プログラミングスクールへの通学を考えるか」を聞いたところ、「検討する」が52.6%となり、過半数の人がプログラミングスクールへの通学を検討すると回答した。
「教育に関しての情報収集方法」についての質問では、何らかの情報収集を行っている保護者は78.2%(「特に情報収集はしていない」21.8%を除いた数)と8割近くになった。
また、情報収集方法に関しては「インターネット」が49.5%と約半数を占め、次いで「テレビ」39.6%、「塾や学校の先生から」29.3%の順。
さらに、「子どもの習い事」について聞いたところ、8割以上(81.7%)の保護者が「習い事をしている」回答したことから、多くの小学生が習い事をしていることが分かった。
また、「子どもが現在している習い事」に関しては、「スポーツ」が38.5%で最多で、「学習塾」25.4%、「英会話」21.9%が続いた。
「子どもの習い事にひと月に払っている金額」を調査したところ、「20.001円以上」が27.4%で最多。次いで「5001円~10000円」24.1%、「10.001円~15.000円」20.6%と続いた。
この結果から、保護者がひと月にかけている教育費の平均は1万271円となり、小学生は習い事に毎月平均1万円以上かけていることが分かった。
また、「子どもの習い事にひと月に支払うことができる金額」については、「20.001円以上」が24.9%で最多となり、次いで「5.001円~10.000円」18.6%、「10.001円~15.000円」17.6%となっている。
「子どもの習い事にひと月に支払うことができる金額」の平均は1万2284円で、実際に習い事に支払っている金額よりも2013円多いことが分かった。
この調査は、小学生の子どもを持つ保護者を対象に、3月19日~3月25日にかけて、インターネットリサーチという形で実施。有効回答数は849人。
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