2021年5月13日
22年卒学生、4月末時点の内々定率は40.9%で2017年卒以来過去最高に=マイナビ調べ=
マイナビは12日、2022年3月卒業見込みの全国の大学4年生・大学院2年生8408人を対象に実施した「2022年卒大学生 活動実態調査(4月)」の結果をまとめ発表した。
それによると、22年卒業予定の大学生・大学院生の4月末時点での内々定率は40.9%(前年比5.7pt増)で、現行の採用スケジュールとなった2017年卒以降、過去最高となった。
新型コロナの影響で選考活動が止まってしまった昨年の内々定率を大きく上回り、新型コロナ感染拡大前の2020年卒からも微増(前々年比1.6pt増)している。平均内々定保有社数は1.7社(前年比0.2社増)だった。
企業の選考実施時期が年々早まっていることや、採用活動のWEB化が進みコロナ禍でも選考が順調に行われていることが、4月時点での内々定率上昇の要因とみられる。
現在、緊急事態宣言下の地域もあるが、昨年ほど選考が止まってしまうことはないと考えられており、5月の内々定率も上昇していくことが予想される。
また、面接でコロナ禍の影響で答えづらかった質問があるか聞いたところ、48.4%の学生が「答えづらかった質問がある」と回答。
具体的には、「学業・研究活動・ゼミ活動について」が43.1%で最も多く、「アルバイト経験について」が29.5%、「学生時代に打ち込んだことについて」が29.0%と続いた。
2022年卒の学生は、研究活動やゼミ活動が開始・本格化する3年次の授業をオンラインで受けていることが多く、思うように学業に取り組めなかった様子がうかがえる。
また、「アルバイト」や「学生時代に打ち込んだこと」などについても、コロナ禍で活動が制限されていたことで、話しやすいエピソードや実績がなく、答えづらいと感じた学生が多かったようだ。
この調査は、「マイナビ2022」の会員で、2022年3月卒業見込みの全国の大学4年生・大学院2年生を対象に、4月25日~4月30日にかけて、WEBアンケートで実施。有効回答数は8408人(文系男子1627人、理系男子1304人、文系女子3964人、理系女子1513人)。
関連URL
最新ニュース
- 2025年度(令和7年度)大学入学共通テスト 問題・回答速報・解説サイト情報(ベネッセ/駿台・東進・河合塾・朝日新聞・中日進学ナビ)(2025年1月18日)
- 令和の大学生活、7割以上が「遊びよりもバイトや授業で忙しい」=富士通CCL調べ=(2025年1月17日)
- インタースペース、プログラミングスクール卒業生の実務能力に関するアンケート調査(2025年1月17日)
- CBTS、2025年最新版「取得して良かった資格ランキング」発表(2025年1月17日)
- 東京電機大学、新たな総合型選抜「とんがりAO」を2026年度入試から開始(2025年1月17日)
- 京都芸大附属高校、オンラインの単位制・通信制「じぶんみらい科」を新設(2025年1月17日)
- TDCソフト、函館高専で「UXデザインスターターキット」活用した授業実施(2025年1月17日)
- 鳥羽商船高専、アプリを使ったビジネスプランで第12回高校生ビジネスプラン・ベスト100に選出(2025年1月17日)
- 近畿大学×Hakobot、自動運転配送ロボットの実証実験を実施(2025年1月17日)
- paiza、「数理・データサイエンス・AI教育プログラム」のモデルカリキュラムと「paizaラーニング」との対応表を公開(2025年1月17日)