2020年3月26日
「スマホ決済アプリ」の利用を希望する大学生は前年の約3倍に =マイナビ調べ=
マイナビは25日、2021年卒業予定の大学生・大学院生を対象に実施した「2021年卒大学生のライフスタイル調査<日常生活編>」の結果をまとめ発表した。
それによると、スマホ決済アプリを「支払い方法として最もよく利用する」割合は9.2%(前年比7.6pt増)と、前年より大きく増加したものの1割に満たず、「現金」の67.6%(前年比11.3pt減)、「カード」の23.2%(前年比3.7pt増)とは、いまだに大きな差があった。
しかし、「最も利用したい」割合では、30.1%(前年比20.2pt増)と前年の約3倍となり、「カード」の34.2%(前年比3.2pt減)と合わせると64.3%の学生がキャッシュレス決済を希望。「現金」の35.7%(前年比17.0pt減)を越える結果となった。
「よく利用するSNS」を聞いたところ、「Instagram」の割合は前年よりさらに増加し、男子が56.7%(前年比7.8pt増)、女子が80.2%(前年比7.9pt増)という結果だった。
一方で、「Facebook」をよく利用する学生はさらに減り、男子14.0%(前年比5.0pt減)、女子13.0%(前年比5.9pt減)。また、男女ともに「Twitter」はわずかに減少し、女子では76.4%(前年比1.2pt減)で、初めて「Instagram」の割合を下回った。
情報源として「最も信頼度が高いメディア」を聞いたところ、最も割合が高いのは8年連続で「新聞」(30.5%、前年比3.1pt減)だった。
しかし、その割合は14年卒の調査開始以来、最も低い結果となった。7年前(49.2%)に比べると18.7pt減ったことになるが、これによりメディア毎における信頼度の差がなくなり、均一化してきたといえる。
一方、情報源として「最も利用しているメディア」を聞いたところ、圧倒的に割合が高いのは「インターネット」(87.8%、前年比2.5pt増)で、その割合は14年卒の調査開始以来最高だった。
サブスクリプションサービスを24種類挙げて、それぞれ「利用したことがあるか」、「やってみたいか」を聞いたところ、「動画配信」「音楽配信」は男女とも利用率が4割を超えているが、他のサービスはまだそれほど普及していないことが分かった。
また、「利用したことがある」割合に「やってみたい」割合を加えて、今後の普及の期待値について見たところ、女子の4位に「洋服」(42.9%)、5位に「コスメ」(38.8%)が入った。
「コスメ」の現在の利用率は7.7%と少ないが、「やってみたい」割合は38.8%と高く、今後の普及の期待が高いことが伺える。
この調査は、2019年11月25日~12月23日にかけて、2019年11月25日時点の「マイナビ2021」会員の大学生・大学院生にWEB DMを配信し、2019年11月27日に過去のアンケート回答者にWEB DMを配信して実施した。
有効回答数は4850人で、内訳は文系男子825人、理系男子754人、文系女子2306人、理系女子965人。同調査は今回で11回目。
関連URL
最新ニュース
- 高校生の受験勉強での生成AI活用、多いのは「授業の復習」「テスト対策」「授業の予習」=武田塾調べ=(2025年2月13日)
- 採用担当者の4割が生成AI出現により「エンジニアに求めるスキルが変化した」と回答=レバテック調べ=(2025年2月13日)
- サイバー大学、オンライン授業科目「データサイエンス入門」を福岡市立4高校に無償提供開始(2025年2月13日)
- ゼクノ、「プログラミングスクール」のカオスマップを公開(2025年2月13日)
- STEAM通信教育「ワンダーボックス」、アイデアを形にする新教材「パイプビルダーズ」登場(2025年2月13日)
- スペクトラム・テクノロジー、「はじめての画像・動画生成AI用学習・開発キット2」販売開始(2025年2月13日)
- 東京コミュニティスクール、学び場/不登校に関する相談事業の実践報告会を26日開催(2025年2月13日)
- レプタイル、岡山県の小学4年生が「Tech Kids Grand Prix」決勝に進出(2025年2月13日)
- キズキ、ひきこもりのその後トークショー「当事者が語る社会復帰への道のり」14日開催(2025年2月13日)
- ソフトバンクロボティクス、中高教員向け「データサイエンスと探究、そしてDXハイスクールでの探究」24日開催(2025年2月13日)