2021年5月28日
ナガセ、「大学受験」続く理高文低 理系人気は工学系が牽引
「東進ハイスクール」のナガセは26日、4月に実施した「第2回4月 共通テスト本番レベル模試」受験者の志望動向を発表した。
理系人気の高まりと文系の低下という近年の傾向は変わらず、工学系の人気がさらに上昇。医歯薬系では医学系・薬学系が増加する一方、看護・保健・医療技術系は減少している。
文系は人気低迷が続き、経済・経営・商学系は18年と比較すると2.9ポイント下落。外国語系は、20年4月には2.3%と前年を上回っていたが、実際の大学入試ではコロナ禍による国際交流の減少の懸念から志願者を減らし、その影響が2021年も続く。例年、一定の志願者のいる文・人文・人間系は数年前の水準を維持している。
理系は全体的に人気が継続。理学系の占有率の減少は、就職に有利と思われる工学系に流れているためか。工学系は18年と比較して1.8ポイント増加し、データサイエンス分野の人気が影響している。農林・水産・獣医学系は、過去3年間の下落から一転、復調傾向にある。
医歯薬系では、看護・保健・医療技術系を除き人気が上昇。医学系は2021年入試においても人気だったが、地方の成績上位層が、地元大の医学部を志望していることが一因。薬学系の人気上昇は、景気の悪化による資格志向に加えて、新型コロナウイルスのワクチンへの関心の高まりも影響していると考えられる。
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