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2021年5月28日

Amazon、子どものデジタルデバイスの利用と子育てに関する調査

Amazonは26日、20代~40代の日本全国の3歳から小学校高学年の子供がいるの男女約600人を対象に、「子どものデジタルデバイス利用に関する調査」を実施し、結果を公表した。

同社は、今後も急速に広まるであろう子どものデジタルデバイス活用に対して、利用時間や利用用途、デジタルデバイスの良い点や課題、さらに新型コロナウイルス感染症の影響による子育ての価値観の変化を明らかにすることを目的にアンケートを実施し、2019年に行った同様の調査と一部結果を比較して分析した。

2021年の平日のデジタルデバイスの利用時間を学齢別でみると、未就学児が57.5分、低学年は58.9分、高学年は75.8分という結果になり、高学年の子どもは低学年以下の子どもと比べて15分以上長く接していることが分かったという。この傾向は休日でも顕著で、未就学児が76.7分、低学年は92.4分、高学年は117.1分という結果になり、高学年の子どもは低学年の子どもと比べて20分以上、未就学児と比べて40分以上と開く結果に。

子どもが利用しているデバイスごとに所有者を聞いたところ、子ども個人の専用(きょうだい間での共有は含まない)としている人が最も多かったデバイスは「タブレット」(32.7%)「ゲーム機」(31.9%)「スマートフォン」(22.8%)という結果に。さらに2019年ではタブレットを渡していたのは20.8%と、今回の結果と比較してみると10ポイント以上の開きがあり、タブレットを子ども専用のデバイスとして渡す流れは加速しているという。また、2020年以降に子ども専用のタブレットを渡した人は、39.1%。

子どもにデバイスを渡した結果、保護者が気付いた利点は、「子どもが飽きずに使い続けられる」(44.5%)、「子どもの好奇心が広がった」(42.7%)、「子どもが新しいことに興味を持ちだした」(39.6%)の順で、保護者はデジタルデバイスの実用性と価値を感じているという。

また、その傾向は子どもの年齢が低い方に強い結果が見られ、未就学児は「子どもが飽きずに使い続けられる」、「子どもの好奇心が広がった」(いずれも50.5%)、「子どもが新しいことに興味を持ちだした」(44.7%)という結果に。一方、高学年の子どもは「子どもが飽きずに使い続けられる」「子どもの自宅での時間が充実した」(いずれも41.3%)、「子どもの好奇心が広がった」(36.4%)となった。

最後に、育児やデジタルデバイスに対する価値観を分析。まず保護者として目標としたい子どもの、1日あたりのデジタルデバイスの利用時間をみると、「まったく使わせたくない」と答えた人が平日で20.9%(2019年)から14.4%(2021年)、休日で15.2%(2019年)から8.7%(2021年)と、いずれも減少傾向にあることが明らかになり、子育てにおけるデジタルデバイスの利用に前向きな保護者が増えているという。

また、子どもの学齢別に子育てに対する価値観を詳しく見ていくと、未就学児の保護者が最も「コロナ禍において、子育てや育児に関する価値観が変化した」(未就学62.1%、低学年53.9%、高学年52.9%)と考えており、さらに「もともと子どもにデジタルデバイスを渡すことは懐疑的だったが、渡すと良い気づきがあった」(未就学68.4%、低学年64.1%、高学年54.9%)、とデジタルデバイスの恩恵を最も感じている。

ただ一方で、「デジタルデバイスを子どもに渡すと、デジタルデバイスに子守りをさせている気がする」(未就学76.2%、低学年67.0%、高学年53.9%)とも感じており、良い気づきとの間で葛藤もあるという。

さらに、子どもの年齢が上がるほど「最近学校や習い事・塾で、デジタルデバイスを活用することが増えた」(未就学34.5%、低学年56.3%、高学年70.9%)、「今後、デジタルデバイス活用は不可欠のため小さい時から使いこなせるようにしたい」(未就学67.5%、低学年68.9%、高学年73.3%)と回答する割合が高くなり、幼少期からのデジタルデバイス活用の重要性が認識されている傾向も。

この調査は、20代~40代の日本全国の3歳から小学校高学年の子供(長子)がいる男女618人を対象に、2019年9月6日~9月7日、および 2021年4月23日~26日にかけて、インターネット調査で実施した。

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調査の詳細

アマゾンジャパン

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