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2021年7月20日

23年度卒エンジニア就活学生、3分の1が就活を本格的に開始=レバテックルーキー調べ=

レバテックは19日、同社のITエンジニア専門新卒向け就職支援エージェント「レバテックルーキー」が、2023年卒業予定のエンジニア就活生224人を対象に実施した、「就職活動に関する意識調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、全体の約3分の1(33.5%)の学生が、「2021年6月以前」に就活を本格的に開始していることが分かった。2021年内には全体の7割以上の学生が、就活を開始することが予想される。

2022年度卒のエンジニア就活意識調査によると、新型コロナの影響を受けて、例年よりも早期に就活を始める学生が増えていたが、23年度卒も22年度卒と同様に、年内に就活を始める学生が多いようだ。

また、全体の54.9%が、本選考があれば「積極的に受けたい」と回答。早期に選考を希望する理由として、最も多かったのは「早期に内定が欲しいから」43.9%、次いで「企業理解を深めたいから」24.4%だった。

2022年4月までに就活を終わらせたいと回答した学生が最も多く、全体の約30%という結果になった。早期就活と言われる年内の内定承諾は全体の8%程度と、かなり少なかった。

22年度卒では約5人に1人が年内に就活終了を検討していたが、23年度卒では就活開始時期は早いものの、終了時期が遅くなることが予想される。

多くの23年度卒学生が早期に就活を開始し、約半数が早期の内定獲得を希望している一方で、就活終了時期が晩期化していることから、内定通知後から内定承諾までの企業側のフォローが23卒採用成功における重要なポイントになりそうだ。

ITエンジニアを目指す学生の就活で、内定承諾をするまでに比較検討する企業は、約4割の学生が「5~8社」と回答。「13社以上」の選考を検討する学生は全体の約12%程度で、多くの学生は「12社以下」の企業から就職先を選定するもよう。

また、全体の60.3%の学生が「2~3社」の内定獲得を希望していることが分かった。最大12社の中から2~3社の内定を獲得すると仮定すると、エンジニアを目指す就活生は自分にマッチする企業を見極めることが重要になりそうだ。

就活をする上での選考方法について、「一部オンライン選考」を希望したのは全体の57.6%で、次いで「全てオンライン選考」23.2%が続く。「全て対面」での選考を希望する学生は少数派だった。

また、オンライン選考を希望する理由として、最も多かったのは「移動時間が短縮できるから」26.4%で、次いで「交通費がかからず、経済的だから」22.8%だった。新型コロナの感染拡大防止以上に、就活にかかる移動費や時間のコスト削減に対するニーズがより高いことが分かる。

一方で、オフィスへの来社を希望する学生は全体の57.1%と、半数以上が来社を希望していることも明らかになった。

企業側が感じるオンライン選考のデメリットとして、「候補者の雰囲気や表情が伝わりにくい」42.6%という回答が最も多かったことからも、コロナ禍の就活で企業と学生の双方で、対面のコミュニケーションの需要や重要性が伺える。

この調査は、エンジニア職で就職活動中の2023卒予定の大学生を対象に、6月4日〜24日にかけて、Webアンケート調査という形で実施。有効回答数は224人。

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