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2021年9月17日

大学のキャリアセンター、5割近くが「コロナ禍などで負荷が増えた」と回答=マイナビ調べ=

マイナビは16日、全国の大学就職支援担当部署・窓口計601カ所(425大学+176キャンパス)を対象に実施した、「2021年度キャリア・就職支援への取り組み調査」の結果をまとめ発表した。


それによると、大学のキャリアセンターの負荷は2021年卒と比べて「増えた」が49.6%(前年比12.3pt増)と大幅に増加し、逆に「減った」は4.5%(前年比8.1pt減)で、大きな変化がみられた。

理由としては、説明会や個別相談における「WEB・対面でのハイブリッド対応」や、コロナ禍で悩む学生からの相談の増加、新たなオンライン設備の準備などが挙げられ、目まぐるしい変化の1年だったことが分かる。

就職ガイダンスや学内業界セミナー・企業説明会の回数や参加人数は、例年に比べ増加傾向だったが、コロナ禍でも積極的に開催されたのは、キャリアセンターの努力があってこその結果と言える。

2022年卒学生向け就職ガイダンスで、全期間での延べ参加人数を見ると、「(前年より)減少」が28.9%(前年比9.2pt減)だったのに対し、「増加」は29.1%(前年比12.6pt増)で、前年より参加人数は増加した。

期間別にみると、緊急事態宣言の影響を受けた「前期(2020年3月~8月)」は減少傾向だが、「2021年年明け(2021年1月以降)」は「減少」が22.8%で「増加」が27.9%と増加に転じており、2021年年明けから活発化したようだ。

21年卒のコロナ混乱を経て、対面の感染予防対策やオンライン化が進み学生が参加しやすくなったこと、不安を抱える学生の参加意欲が高まったことなどが理由に挙げられる。

新型コロナ感染拡大で就活のオンライン化が進む中、学内の就職支援でもWEB利用がメインとなった。就職ガイダンス(54.2%)、業界研究セミナー(62.4%)、学内企業説明会(56.3%)について、「WEBでの開催が9割以上」とする回答が、全て半数を超えていた。

地域や時期によって新型コロナの影響は異なるが、キャリアセンターでも大いにオンラインを活用していることが分かった。

この調査は、全国の大学就職支援担当部署・窓口を対象に、6月18日~7月16日にかけて、調査票を大学にメールで配布してWEB上のアンケートフォームから回収する形で実施。有効回答数は601(学校別回答数:425大学+キャンパス別の回答数:176キャンパス)。

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調査結果の詳細

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