2021年10月5日
仙台育英、NTTドコモとの連携でキャンパス屋外での「5G」エリア化を実現
仙台育英学園は4日、NTTドコモとの連携で10月から、同学園多賀城キャンパスの屋外のほとんどで、5Gを活用したWi-Fiが使用できるようになったと発表した。
同学園とドコモは、昨年から「新たな時代の教育現場の実現へ向けた中期的取り組み」を開始しており、今回の「5Gを活用したWi-Fiエリア化」はその一環。学校内の屋外Wi-Fiエリアを5G電波を活用して構築するのは、東北では初めての事例だという。
同取り組みでは、昨年7月に第1弾として、AMATELUS社の360度自由視点映像「SwipeVideo」を全国の中学・高校で初めて、同学園生活の中に取り入れた。
第2弾の今回は、「新たな教育現場の実現」を目的に、校内屋外の5Gを活用したWi-Fiエリア化を実現。104,970㎡の校地がある多賀城キャンパス内の体育館や野球場・サッカーグラウンド・ラグビーグラウンドでも5GのWi-Fiを活用できるようにした。
5Gネットワークの高速・高品質・大容量のデータ通信が可能になったことで、屋外での体育の授業や部活動でも、ネットを介した動画配信、動画分析、アプリ活用が授業中・練習中に行えるようになった。
また、5G対応のデバイス(スマホ、タブレット、PCなど)を利用していなくても、校内屋外Wi-Fiを通じて、ドコモ5Gネットワークのデータ通信ができる。
通常のWi-Fiは、長大なケーブルによって機能するが、東日本大震災を経験し、生徒数3500人・教職員300人を超える同学園にとって、ケーブルの断線リスクを回避することは有事の際の課題だった。
今回の5GのWi-Fiエリア化は、ケーブルなしに各アクセスポイントが自律的に5G電波をキャッチしてWi-Fiに変換するため、教育環境だけでなく緊急事態での安心にも繋がる。
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