2021年10月11日
高等教育ソリューション市場、2030年末に406億米ドルを超える見込み=グローバルインフォメーション調べ=
グローバルインフォメーションは、世界の高等教育ソリューション市場について調査・分析したレポートを、10月7日から販売している。
このレポートは、「高等教育ソリューション市場(コンポーネント:ソフトウェア&サービス、展開:オンプレミス&クラウド、機関のタイプ:公共&民間):世界の業界分析・市場規模・シェア・成長・動向・予測 (2020~2030年)」(Transparency Market Research)と題するもの。
世界の高等教育ソリューション市場について調査し、世界市場の概要、成長要因、市場動向、課題といった市場力学に関する情報のほか、各セグメント・地域/国別の市場分析、主要企業のプロファイルなどを掲載している。
主な内容をみると、高等教育ソリューション市場のソフトウェア・プロバイダーは、新型コロナ・パンデミックの際に、大学管理ソフトウェアなどを教員や管理者に無料で提供することに踏み切り、今回のパンデミックでは、ほとんどの大学がオンライン授業を選択したため、大学管理ソフトウェアでは、無料の大学コースや個人指導サービスが注目を集めている。
有名な「Black Lives Matterキャンペーン」は、カリキュラムリソースガイドの形で採用され、高等教育ソリューション市場の企業が無料でダウンロードできるようにしている。
これにより、人種差別や抑圧に関する情報認識を促進し、健全な教室環境をオンラインで構築。これらのソフトウェアは、DIY(Do it yourself)マスクの作成に興味のある学生向けに、3Dプリントされた呼吸用マスクのレッスンに関する情報発信を可能にしている。
また、高等教育ソリューション市場は、2030年末には406億米ドルを超えると予想されている。しかし、データセキュリティ、データを活用した文化の創造、デジタル統合など、高等教育における技術やITに関するいくつかの課題が市場の成長を阻害。
そのため、高等教育ソリューション市場の企業は、教育機関が技術面でより早く適応できるよう、IT導入コストの低下などのメリットを教育機関に提供している。
また、ITソリューションのコンポーネントをアウトソーシングすることで、IT管理にかかる時間を短縮し、大学のデジタル統合を促進している。
コロナウイルスの大流行は、仮想学習プラットフォームに革新をもたらした。このことは、評価期間中の高等教育ソリューション市場で、コンテンツコラボレーションの分野が指数関数的に進歩すると予測されていることからも明らか。そのため、市場は予測期間中に20%という驚異的なCAGRで成長すると予測されている。
仮想学習を可能にするソフトウェアを作成するために、長期的な計画が求められているが、高等教育ソリューション市場の企業は、成熟したデジタル学習エコシステムの構築に向けた取り組みを強化している。
ソフトウェア開発者は、学生が単調な動画を継続的に視聴するだけでなく、アクティビティベースの学習を必要としていることを認識しつつある。
このような傾向は、教育ソフトウェアソリューションにおけるゲーミフィケーションやガイド付きプロジェクトへの道を開いているという。
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