2021年11月2日
保育ICTの活用度は4割以下、利用継続を希望する声は100% =千調べ=
ICTで保育士の働き方改革や保育業界のDXを推進し、子どもの幸せを生み出すことを目指す千は10月29日、保育施設に通う子どもを持つ親 100人を対象に「保育ICTに関する意識調査」を実施しその結果を発表した。

小学生未満の保育施設に通う子を持つ親を対象に調査した結果、保育ICTを「利用している(38%)」「利用していない(39%)」「分からない(23%)」という結果となり、その活用度は4割以下であることが明らかになった。また、保育ICTの活用期待度について、全体の約9割が活用を期待する結果となり、大多数の保護者が活用を期待していることが分かった。特に、既に利用している保護者の100%が「保育ICTを継続して利用してほしい」と回答。その効果を感じていることが見て取れる結果となった。

また、保護者がメリットに感じている点は、「スマホからいつでもお知らせや連絡帳を確認できるのがよい(時間に縛られないなど)(65.78%)」が最も多く、忙しい保護者にとって、時間や場所に捉われずにコミュニケーションが取れることをメリットに感じる傾向が伺える。さらに、今後保育ICTに何を期待するかを質問したところ、「子どもの園での様子をもっと知りたい」が最も多く、次いで「もっとデータを記録してほしい(成長の記録として)」という結果となり、我が子についてより知れることを期待していると分かった。
同調査から、保育ICTの活用に関して、保護者の約9割が保育ICTの活用を期待しているという結果から保護者のニーズ高さが、また、既に保育ICTを利用している層の8割以上が「満足」という結果から保護者の保育ICTへの満足度も高いことが明らかになった。しかし、現状保育ICTを利用しているのは36.9%と、保育ICTの浸透度をあげることが課題になっている。調査は10月11日~24日の間、保育施設に通う子を持つ親100人を対象にWEBアンケートで行われた。
関連URL
最新ニュース
- 豊中市、小学校提出書類をデジタル化、教育DXで保護者の負担軽減と事務効率化へ(2025年12月22日)
- 東京都文京区、闇バイトを擬似体験するゲーム「レイの失踪」で区民向け情報リテラシー教育(2025年12月22日)
- 教員の学ぶ機会と生活の保障に関する教職員アンケート結果を公開 =School Voice Project調べ=(2025年12月22日)
- 中高生の学習スタイル、約6割が「オンラインでつながる仲間の存在が受験勉強の支えになる」 =ベネッセコーポレーション調べ=(2025年12月22日)
- 家庭学習で「デジタルデバイス上への手書き」を行う中高生は約3割 =コクヨ調べ=(2025年12月22日)
- 大学受験期のクリスマス、6割以上が「特別なことは何もしなかった」 =Studyplusトレンド研究所調べ=(2025年12月22日)
- 子どものスマホ利用 約半数の家庭が「ルールを決めていない」=LINEヤフー調べ=(2025年12月22日)
- 受験期に親が抱えるプレッシャー、子どもの成績より体調管理や金銭面の不安が上回る =明光義塾調べ=(2025年12月22日)
- Biz Hits、文系出身者に聞いた「文系におすすめの職業」ランキング(2025年12月22日)
- 英語を使う業務歴3年以上のビジネスパーソンの英語学習方法は「AI英語学習アプリ」=アイキューブ調べ=(2025年12月22日)











