2021年11月9日
小学4年~中学1年生の2人に1人が「週1回以上の読書」=やる気スイッチ調べ=
やる気スイッチグループは8日、未就学児~高校3年生までの生徒とその保護者合計355人を対象に実施した、「読書に関する親子アンケート調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、子どもの2人に1人(49.0%)が「週に1回以上の読書習慣」があることが分かった。およそ4人に1人(23.1%)は「毎日読書」をしており、反対に、本を1冊も読まない「不読率」は20.7%だった。
年齢別に詳しくみると、「毎日読書」しているのは未就学児(58.5%)と小学1年生(51.9%)が最も多く、「不読率」もそれぞれ1.9%と3.7%ときわめて低い。保護者による読み聞かせなどで読書に親しむ習慣ができていることがうかがえる。
ただし、小学3年生になると「毎日の読書」は5.3%と大幅に減少し、「週1回以上の読書」は36.9%、「不読率」も26.3%と大幅に増加。
そして、小学4年生から読書頻度が再び上がり、小学4年~6年生になると2人に1人(平均50.6%)は「週1回以上」読書をし、その後、高校2年生で読書の頻度が急激に上がる(週1回以上の読書66.6%)が、高校生は週末の読書は「皆無」だった。
子どもに「これまでに読んで“やる気”が入った本」について聞いたところ、小学生の回答は、「鬼滅の刃」や「ドラゴン桜」など漫画・コミックが33.0%で最も多く、以下、TV・アニメ関連本(21.6%)、小説などの読み物(17.0%)、「昆虫図鑑」や「ことば大百科」などの図鑑・学習系の実用書(9.1%)という順だった。
一方、保護者の読書習慣について尋ねたところ、「週1回以上読書をしている」保護者は31.5%で、子ども(49.0%)より17.5%低いことが分かった。
また、子どもに「勉強しなさい」と常に言う保護者ほど週1回以上読書をしている割合が低く、同時に普段読書をしていない割合も高いことも分かった。
子どもに「勉強しなさい」と声をかける前に、保護者自らが読書をする姿を見せることで、子どもの読書や勉強へのやる気向上につなげられるかもしれない。
このアンケート調査は、未就学児~高校3年生までの生徒とその保護者を対象に、今年8 月28・29日の2日間、インターネットで実施した。回答数は355人。
関連URL
最新ニュース
- 豊中市、小学校提出書類をデジタル化、教育DXで保護者の負担軽減と事務効率化へ(2025年12月22日)
- 東京都文京区、闇バイトを擬似体験するゲーム「レイの失踪」で区民向け情報リテラシー教育(2025年12月22日)
- 教員の学ぶ機会と生活の保障に関する教職員アンケート結果を公開 =School Voice Project調べ=(2025年12月22日)
- 中高生の学習スタイル、約6割が「オンラインでつながる仲間の存在が受験勉強の支えになる」 =ベネッセコーポレーション調べ=(2025年12月22日)
- 家庭学習で「デジタルデバイス上への手書き」を行う中高生は約3割 =コクヨ調べ=(2025年12月22日)
- 大学受験期のクリスマス、6割以上が「特別なことは何もしなかった」 =Studyplusトレンド研究所調べ=(2025年12月22日)
- 子どものスマホ利用 約半数の家庭が「ルールを決めていない」=LINEヤフー調べ=(2025年12月22日)
- 受験期に親が抱えるプレッシャー、子どもの成績より体調管理や金銭面の不安が上回る =明光義塾調べ=(2025年12月22日)
- Biz Hits、文系出身者に聞いた「文系におすすめの職業」ランキング(2025年12月22日)
- 英語を使う業務歴3年以上のビジネスパーソンの英語学習方法は「AI英語学習アプリ」=アイキューブ調べ=(2025年12月22日)











