2021年12月9日
通信制高校、入学前の印象は「良かった」と「良くなかった」の割合が拮抗=通信制高校ナビ調べ=
クリスクは8日、同社の通信制高校検索サイト「通信制高校ナビ」が、通信制高校の在校生やOBなど100人を対象に実施した、「入学前後の印象変化に関する実態調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「通信制高校に入る前の印象」を聞いたところ、入学前の印象は「良い」47%、「良くない」53%で、若干「良くない」との回答が多かったものの、おおよそ半々という結果になった。
「あまり良くなかった」・「わるかった」・「とてもわるくなった」と回答した53人のうち、入学後に印象が「とても良くなった」「良くなった」と回答したのは20人で、4割の人が入学後に通信制高校の実際を知ることでネガティブな印象が払拭されたようだ。
入学後に印象が変化したポイントを聞いたところ、「とても良くなった」・「良くなった」と回答をした57人は、「登校日・登校頻度」66.6%、「学習の仕方」64.9%といったポイントが、印象が良い方向に変わった要因であることが分かった。
印象が良くなったポイントとして20%以上が挙げているのが、「生徒の雰囲気」29.8%、「学校行事」26.3%、「部活動・クラブ活動・課外活動」21%といった勉強以外の要素だった。
また、「進学サポート」15.7%、「就職サポート」12.2%といった進路面でのフォロー体制を良かった面として挙げる人もいた。
「通信制高校を選んだ理由」を聞いたところ、最も多かったのは「全日制高校が合わないから」30%だった。以下、「自分のペースで勉強したいから」28%、「やりたいことや目標があるから」26%、「不登校の経験があるから」24%などが続いた。
この調査は、通信制高校に通っている・在籍していた・卒業した人と、その保護者の合計100人(男性55人/女性45人)を対象に、11月19日にインターネットで実施した。
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