2022年1月7日
新成人、「日頃メンタルケアをしている」割合は親世代の1.2倍 =Hakali調べ=
Hakaliは6日、同社のメンタルウェルネス・アプリ「Awarefy」が、今年新成人(20歳)になる102人と、その親世代にあたる、今年50歳になる102人の合計204人を対象に実施した、「メンタルヘルスについてのアンケート調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「日頃メンタルケアをしているか?」と質問したところ、新成人(20歳)で「している」(47.1%)と回答した割合は、50歳で「している」(39.2%)と回答した割合を8ポイント上回り、1.2倍多い結果となった。
また、「具体的にどのようなメンタルケアをしているか?」を聞いたところ、新成人と50歳どちらについても、大きく分けて、「趣味などで気分転換する方法」と、「人に相談する方法」の2種類を回答した。
趣味などで気分転換する方法に関しては、「自分の好きなこと(音楽を聴く、寝るなど)をして外の世界をシャットアウトする」(20歳・女性)、「サウナに行ったり、恋人と遠出したりして気持ちをリフレッシュさせる」(20歳・男性)などの声が寄せられた。
一方、「人に相談する方法」については、「心を許している人に相談する」(20歳・男性)、「人に相談したり愚痴を聞いてもらったりする」(20歳・女性)、「とりあえず同じ職場の人に聞いてもらう」(50歳・女性)などの声が寄せられた。
「メンタル不調時に、人に相談することに抵抗があるか?」を尋ねたところ、新成人で「抵抗がある」(51.0%)と回答した割合は、50歳で「抵抗がある」(42.2%)と回答した割合を9ポイント上回り、1.2倍多い結果となった。
「新成人はメンタルケアを積極的に行っている」という調査結果を踏まえると、新成人は50歳よりも、「人に相談する」以外の方法でケアを行っていることが伺える。
また、「日頃、どんな瞬間に気分が落ち込むか?」を聞いたところ、50歳が「仕事や家庭の具体的な課題に遭遇した時」を挙げる一方で、新成人は「人と自分を比較した時」を多く挙げる傾向が見られた。
こうした、新成人の落ち込み要因が「人との比較」に多いことも、「人に相談する」ことへの抵抗感の理由として想像される。
「コロナ前と比べて、日頃の気分はどう変化したか?」を質問したところ、新成人で「良くなった」(16.7%)と回答した割合は、50歳で「良くなった」(6.9%)と回答した割合を10ポイント上回り、2.4倍多い結果となった。
「良くなった」理由としては、在宅勤務やオンライン授業が普及した影響で「自分の好きなことに割ける時間が増えた」といった声が挙がっており、新成人の中には、「コロナ禍でむしろ過ごしやすくなった」と感じている人も一定数いることが分かった。
この調査は、今年20歳となる新成人(2001年4月2日〜2002年4月1日生まれ)102人と、今年50歳になる人(1971年4月2日〜1972年4月1日生まれ)102人の合計204人を対象に、2021年12月18日~27日にかけて、インターネット調査と同社アンケートで実施した。
関連URL
最新ニュース
- オーディーエス、2024年度の鳥取県GIGAスクール運営支援センター業務を受託(2024年4月19日)
- AmbiRise、電子請求サービス「Haratte」の導入で釧路市の学校・教委の支払業務が85%削減(2024年4月19日)
- 子育て環境、8割の保護者が「地域間格差がある」と回答、特に「子育て施設・設備」で実感 =トラストバンク調べ=(2024年4月19日)
- 小中学生の60%が「新学期に学校に行きたくないと感じたことがある」=ニフティ調べ=(2024年4月19日)
- 保護者の6割以上が子どもの自主学習をサポートしている=明光義塾調べ=(2024年4月19日)
- 国公立大学現役合格者の勉強時間、高3で休日6時間以上が48.6% =じゅけラボ予備校調べ=(2024年4月19日)
- 東京理科大、「デジタル人材」を育成する学部・学科を2026年4月に新設(2024年4月19日)
- 東京経済大学、高校生向けのオンライン講義「東経大ライブ」26日から全10回配信(2024年4月19日)
- 東京大学とNTT東日本、地域循環型社会の実現に向け産学協創協定を締結(2024年4月19日)
- 国立高等専門学校機構、「第3回 高専GIRLS SDGs×Technology Contest(高専GCON2024)」開催(2024年4月19日)